「お時間を頂戴してもよろしいでしょうか」について解説をします。
「お時間を頂戴してもよろしいでしょうか」とは?意味
時間をくださいと遠回しにお願いしている言葉です。
「お時間」は時間に「お」をつけた丁寧語・美化語です。
「頂戴」はものをもらうことで、へりくだった表現になります。
その他にも、物を与えてくれ、売ってくれを親しみを込めたいい方でもありますが、この言葉の場合これらの意味ではありません。
「よろしい」は「よい」の丁寧ないい方で、差し支えない、許可できるという意味です。
「でしょうか」は、「だろうか」の丁寧ないい方で、不確かなことを問いかける際に用いるものです。
「お時間を頂戴してもよろしいでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、時間が欲しいとお願いする際に用います。
お願いをするときには「ください」と表現する場合もありますが、この言葉の場合は「よろしいでしょうか」と遠回しに表現しています。
「ください」は「くれ」の尊敬語なので丁寧に表現しているように感じますが、押しつけがましい印象もあります。
また、相手は断りにくくも感じます。
「よろしいでしょうか」という場合だと、押しつけがましさがあまりなく、相手は断りやすくなります。
「頂戴」に部分は「いただく」と表現することもできます。
「いただく」はもらうの謙譲語です。
この場合は、時間をもらうのは話し手になります。
「いただく」とした場合は、「お時間をいただけますか」「お時間をいただいてもよろしいでしょうか」となります。
時間が欲しいとき、どれくらいが必要なのかも相手に伝えると、相手は返答しやすくなります。
5分程度なら大丈夫だけれど、30分は無理だといったことがあるでしょう。
あらかじめ5分だとわかっていれば、時間を与えることを了承でき、30分だとわかっていれば、時間を与えられないと断ることができます。
「お時間を頂戴してもよろしいでしょうか」を使った例文
・『5分ほどお時間を頂戴してもよろしいでしょうか』
「お時間を頂戴してもよろしいでしょうか」の返答や返信例
時間があるのか、ないのかを答えます。
相手は何かを話したかったり、何かを仕上げるためにもう少し時間を必要としていたります。
話の場合はすぐにでも伝えなければならないこともあるので、できるだけ耳を傾けることが望ましいです。
まとめ
この言葉は、時間をもらいたいときに遠回しにお願いする形で用います。
遠回しな表現をすると、押しつけがましさがなく、角が立ちにくいです。
時間をもらうときには、どれくらい欲しいのかも伝えましょう。
その方が相手は時間を作れるのか答えやすくなります。