「お預かり致します」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「お預かり致します」とは?
はじめに「お預かり致します」の意味を解説していきます。
「預かる」は「自分の管理下のもとで責任をもって保管する」との意味で使用される言葉です。
これに接頭語の「お」を付けて「お預かり」とすることで、丁寧な言葉にしています。
また「致します」は「する」へりくだって表現したものです。
ビジネスでは、物を預かる、伝言を預かる、お金を預かるなど、何かを預かる場合の敬語表現として、「お預かり致します」が頻繁に使われます。
「お預かり致します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「お預かり致します」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが取引先を訪問していたとします。
すると、訪問先の相手とは別の方から声を掛けられました。
相手は、あなたの部長に届けてほしい書類があるとのことでした。
そしてあなたは、その依頼を引き受けることにしました。
このような場合には、「それでは、お預かり致します」と相手に述べながら、書類を受け取るとよいでしょう。
これにより、自分が受る行為を謙遜した表現で示せるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、語尾にあります。
語尾のパターンには「お預かりします」、「お預かりいたします」、「お預かり申し上げます」などがあります。
これらの言葉は、相手との関係や状況に応じて、最も適切な表現を選択して、使い分ける必要があるのです。
「お預かり致します」を使った例文
ここでは「お預かり致します」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、冒頭に説明を付加するような使い方も可能です。
・『お預かり致します』
・『書類をお預かり致します』
・『しばらくの間お預かり致します』
「お預かり致します」の類語や敬語での言いかえ
それでは「お預かり致します」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「お預かり致します」の類似表現
まず「お預かり致します」の類似表現について解説します。
「お預かり致します」は「預かります」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「お預かり致します」の敬語表現
つぎに「お預かり致します」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「お預かり申し上げます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「お預かり致します」は、相手から何かを預かる場合に使える謙譲語の言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。
