「ご理解とご了承を賜りますよう」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご理解とご了承を賜りますよう」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご理解とご了承を賜りますよう」について解説をします。

「ご理解とご了承を賜りますよう」とは?意味

理解と了承をしてもらえるように、という意味です。

「ご理解」「ご了承」は、他人の行為を表す語に「ご」をつけて、その行為をする人に敬意を示す形にしたものです。

「理解」には、意味や内容をのみ込むことという意味があります。

「了承」は理由や状況などを理解して納得すること、承知することをいいます。

「賜り」「もらう」の意の謙譲語、「与える」の意の尊敬語です。

「ます」は敬意を表す語で、「よう」は命令の意を柔らかく伝える語です。

「ご理解とご了承を賜りますよう」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、お願いをするときに用います。

イベントの開催を予定している場面で説明をします。

ある企業がイベントを行うことになりました。

このイベントは毎年開催されており、毎年多くの人が訪れます。

今年も開催することになり、楽しみにしている人たちがたくさんいました。

しかし、会場側の理由でイベントを行えなくなってしまいました。

楽しみにしていた人たちには申し訳ないのですが、イベントは中止です。

イベントが中止になることを世間の人たちに知ってもらわなければなりません。

そういった場面で、「このような事情になったことを理解して納得してください」という意味で、この言葉を用います。

こちらの勝手な都合で理解と了承をしてもらうので、丁寧な表現を使うようにします。

上から目線に伝えは、理解も納得もしてくれないでしょう。

また、理解をしてもらうために、なぜそうなったのか理由を伝えることも大切です。


「ご理解とご了承を賜りますよう」を使った例文

・『ご理解とご了承を賜りますよう、お願い申し上げます』

「ご理解とご了承を賜りますよう」の返答や返信例

世間の多くの人たちに向かって伝えていることがあり、そのときは伝えている事柄を理解するよう努めましょう。

何らかの理由があってこのようにお願いをしているので、相手の事情を考えるようにします。

個人的に伝えている場合は、相手のいうことを理解・納得できるならば「わかりました」の意を返します。

何も返事がないと「理解をしてもらえていない」と思われてしまいます。

納得できない場合は、なぜそうなるのか理由を尋ねてみるとよいでしょう。

納得できるような説明を求めます。

まとめ

この言葉は、理解と了承をしてもらいたいときに用います。

話し手側の都合で理解と了承をしてもらうので、相手を不快にさせないように丁寧にお願いをすることが望ましいです。

また、理解をしてもらうために理由も伝えましょう。