「陥れる」とは?ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「陥れる」とは?
「陥れる」は、「穴の中に落ちこませる」や「窮地になるように仕向ける」などの意味で使用できる言葉です。
「陥れる」は「おとしいれる」と読みます。
これは、「落とし入れる」と表記する事もできます。
「落とす」には、悪い状況に仕向けるとの意味もあります。
相手を悪い状態に仕向けたり、だまして状況を悪くしたりする様子を表現する言葉なのです。
これは、たんに「陥れる」と単独で使用することもあります。
また、「困った事態に陥れる」や「窮地に陥れる」のように、状態を表す言葉と組み合わせて使用することもできるのです。
「陥れる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「陥れる」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが仕事を断ったとします。
その仕事は無理な内容であり、誰がやっても上手くいかないものだったのです。
すると、上司はその仕事をあなたの先輩に依頼したのでした。
このような場合には、「先輩を陥れるつもりはありませんでした」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手にとって悪い状態に仕向けてしまった様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「陥れる」の表記に注意しましょう。
これは「落とし入れる」とも表記できますし、仮名表記で「おとしいれる」とすることもあります。
しかし、ビジネスで相手に誤解を与えないように使用したいのであれば、「陥れる」という表記が最も適切だと言えます。
このように表記すれば、他の意味と誤認してしまう可能性が格段に減るのです。
「陥れる」を使った例文
「陥れる」を使った例文を挙げます。
例文のように、誰かを悪い状態に仕向けるような意味で
「陥れる」と使用すると、文中に自然な形で組み入れる事ができるはずです。
・『先輩を陥れるつもりはありませんでした』
・『相手に気付かれないように、陥れるとよいでしょう』
・『上手に陥れる事ができる人は、将来出世する人です』
「陥れる」の類語と敬語での言いかえ
それでは「陥れる」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「陥れる」の類似表現
「陥れる」の類似表現には、「はめる」があります。
「陥れる」と「はめる」は、同じような意味で使用できる言葉だと言えるのです。
「陥れる」の敬語表現
「陥れる」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「陥れになる」のように言いかえできます。
この場合は、行為の主体者に対する敬意を示す形になるので、注意して使用しましょう。
まとめ
このように「陥れる」は、相手を悪い状況に仕向けることを表現する言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。