この記事では「お戻りになりましたら」について解説をします。
「お戻りになりましたら」とは?意味
会社や家に戻ってきたらという意味です。
「お戻り」は「戻る」に「お」をつけた言葉です。
「戻る」はもとの場所に変えるという意味で、この場合のもとの場所は会社や家を指しています。
「お」はその動作をする人を敬う意です。
戻ってくる人を敬っていることになります。
「なりましたら」は、そうなったならという意味で、「たら」が仮定を表しています。
つまり、今はまだ戻ってきていないけれど、戻ってきたと想定してということを指しているのです。
「お戻りになりましたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、誰かに用事があったけれどその人がいなかったときや、戻ってきたら何かをしたいときに使用をします。
敬意を表すいい方をしているので、目上の人や取引先の相手に対して使用しても失礼ではありません。
自分と同等のものに対しても使用をします。
その場合、同等のものに対して敬意を表しているのではなく、戻るという動作をする人に敬意を表していることになります。
「たら」の後には言葉が続きます。
たとえば「連絡をいただけないでしょうか」「伝言をお伝えください」などです。
Aさんに用事があったので電話をしたとします。
しかし、Aさんは外出中で会社にはいませんでした。
電話に出た人によると、数時間後に戻ってくるとのことです。
そこで、戻ってきたら電話をもらえないだろうかとお願いをしました。
そのときに、「戻ってきたら」ということをこういった丁寧な言葉で表現します。
「お」は「お~になる」の形で使用をして、その動作をする人に尊敬の意を表すものなので、この形で使用できます。
しかし、「戻る」に「お」をつけないで「戻られましたら」とすることもあります。
「られる」は軽い尊敬の意を表します。
「お戻りになりましたら」を使った例文
・『お戻りになりましたら、ご説明をいたします』
・『お戻りになりましたら、お食事の準備をいたします』
・『お戻りになりましたら、お声をかけてください』
「お戻りになりましたら」の返答や返信例
「たら」の後に続く言葉によって返答内容が変わります。
「戻ったら声をかけてください」といわれたなら、戻ったときに声をかけます。
「戻ったら連絡をください」といわれたなら、戻ったときに連絡をします。
まとめ
この言葉は、誰かに用事があったけれどその人がいなかったときや、戻ってきてから何かをしたいときに使用をします。
戻るという動作をする人に敬意を表したいい方です。
戻ってきたら連絡して欲しいとお願いすることもあるでしょう。
お願いするときには、こういった丁寧な言葉を使用すると相手が受け入れてくれやすくなります。