「DX推進」とは?使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「DX推進」とは?
「DX」は「デジタルトランスフォーメーション」を省略した言葉です。
これは英語の「Digital Transformation」の事を示しています。
頭文字をとると「DT」ですが、「Trans」の「超える」という意味を「Across」に置き換え、さらにその「cross」を「X」に見なしています。
ビジネスでは、「IT化」、「デジタル化」、「デジタライゼーション」など、ITに関わる用語が多数あります。
その中でも「DX」は比較的新しい言葉です。
そして、この言葉が意味するのは、単純なIT化やデジタル化ではありません。
ビジネスモデル全体の構造を変えるような、ITによる構造転換を示して「DX」と呼ぶのです。
「DX」の範囲は広く、解釈によって定義にバラつきもあります。
しかし、このような「DX」を推進することを、「DX推進」というフレーズで表現するのです。
「DX推進」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「DX推進」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが顧客を訪問したとします。
その個客は、最近大きくデジタル化を推進しているのでした。
そして、既存の技術やビジネスを組み合わせて、新しいビジネスモデルを生み出そうとしていました。
このような場合には「貴社のDX推進のコンセプトをお聞かせいただけるでしょうか」と相手に問いかけるとよいでしょう。
これにより、単純にITに関するものではなく、広くビジネスモデルの変革を含めたものとして、相手に質問できるのです。
この言葉を使用する場合は、言葉が独り歩きしていることに注意しましょう。
近年では「DX」というキーワードが頻繁に使われており、言葉だけが先行しているとも言えるのです。
無意味に使わないように、はき違えて使用しないように、注意が必要なのです。
「DX推進」を使った例文
「DX推進」を使った例文を挙げます。
・『我が社でもDX推進することになった』
・『DX推進を担える人材は少ない』
・『DX推進には多くの課題が伴う』
「DX推進」の類語や言いかえ
「DX推進」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「CX推進」
「DX推進」の類語には「CX推進」があります。
こちらは「カスタマーエクスペリエンス」の省略なので意味が全く違います。
しかし、類似の言葉としておぼえておくとよいでしょう。
「デジタライゼーション」
また、「デジタライゼーション」も「DX推進」の類語と言えます。
ただし、こちらは単なる「デジタル化」を意味するものなので、「DX」よりは狭い意味の言葉だと言えます。
まとめ
このように「DX推進」は、ビジネスで頻繁に使用される言葉と言えます。
「DX」という言葉が先行して無意味に使われる傾向があるので、十分に注意して使用するとよいでしょう。
