「政治マター」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「政治マター」とは?
「政治」は「領土や領民を治めること」を意味します。
治める単位は様々ですが、単に政治とした場合は、国を示すのが一般的です。
それ以外にも地方政治や社内政治など、使い方は多数あります。
また、「マター」は英語の「matter」を表しています。
これは「事柄、事件、問題」などを意味する単語です。
日本語で「〇〇マター」と使用される場合は、「〇〇の問題」という意味で使用されます。
ここでは「政治マター」としているため、「政治の問題」であることを表現する言葉になっています。
「マター」は、その問題が自分達には関与できない範囲のものだということを表現する場合に使用されるのです。
「政治マター」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「政治マター」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社で消費税を含んだ計数計画を立てていたとします。
しかし、翌年に消費税の増税が検討されていることが判明しました。
消費税が増税された場合、計数計画の見直しが必要になるのでした。
しかし、現時点では消費税が増税される確率は、誰にも判断できないのでした。
このような場合には「消費税の増税は政治マターなので、我々にはどうしようもできません」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分達が関与できない問題であることを「政治マター」と言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、無責任に聞こえる可能性があることに注意しましょう。
「政治マター」であればよいですが、「営業マター」など、社内の組織などに使うと、仕事の押し付け合いに発展する可能性があるのです。
「政治マター」を使った例文
「政治マター」を使った例文を挙げます。
「政治マター」が「政治の問題」と同じ意味だと考えると、文章の中でも使いやすいはずです。
・『消費税の増税は、政治マターである』
・『政治マターで物事が決まるのは当然だ』
・『国の制度を見直すのあ、政治マターである』
「政治マター」の類語や言いかえ
「政治マター」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「政府マター」
「政治マター」の類語には「政府マター」があります。
政治を実行するのは政府ですので、政府と言いかえても成立することが分かるはずです。
「ビジネスマター」
また、「ビジネスマター」も「政治マター」の類語と言えます。
こちらは「マター」の使い方が似ているだけで全く別な言葉ですが、頻出する言葉としておぼえておくとよいでしょう。
まとめ
このように「政治マター」は、「政治の問題」であることを上手に表現した言葉です。
「〇〇マター」という言い回しは、ビジネスで頻繁に使用するものなのでおぼえておくとよいでしょう。