「これを転機に」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「これを転機に」とは?
「これを転機に」は、何か変化のきっかけにするような場面で使用できる言葉です。
「これ」は指示代名詞です。
これは、自分に近い何かを示す場合に使用します。
その近さは、距離の場合もありますし、時間の場合もあります。
また、これが相手側に近い場合は「それ」、不明な場合は「どれ」になるのです。
なお、「転機」は「変わり目」や「変わる機会」のような意味を持ちます。
「転ずる機会」という言葉が熟語になって「転機」となっているのです。
これらのことから、「これを転機に」が、何か変化のきっかけにするような場面で使用できる言葉であると分かるのです。
「これを転機に」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「これを転機に」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある仕事が遅延していたとします。
詳細を分析すると、根本的な部分に誤りがあると判明したのです。
このような場合には、「これを転機に、方針を見直したいと考えております」と述べるとよいでしょう。
これにより、現在の機会をとらえて変更に踏み切るような様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「これを転機に」の使い方に注意しましょう。
これは、「これを転機にして」のように言い換える事が可能です。
このようにすれば「これを転機にいたして」で謙譲語、「これを転機になさって」で尊敬語にする事もできるのです。
同じような意味でも、敬語の使い方次第で印象の違うものになります。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「これを転機に」を使った例文
「これを転機に」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『これを転機に方針を見直す予定です』
・『これを転機にオフィスを移転したく思います』
・『これを転機に体制を変更したいと考えております』
「これを転機に」の類語と敬語での言いかえ
「これを転機に」の類語と敬語を解説していきます。
「これを転機に」の類似表現
「これを転機に」の類似表現には、「これを機会に」があります。
「転機」と「機会」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「これを転機に」の敬語表現
「これを転機に」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「これを転機にいたしまして」に言いかえできます。
まとめ
このように「これを転機に」は、何か変化のきっかけにするような場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。