「度が過ぎる」とは?慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「度が過ぎる」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「度が過ぎる」について解説をします。

「度が過ぎる」とは?意味

ほどほどな程度を超える、過度であるという意味です。

「度」には、程度、ものごとのちょうどよい程度という意味があります。

その他にも、経緯や緯度の単位、温度の単位、眼鏡の見える強さを示す値など、数量などの単位の意味もありますが、この場合はこれらの意味ではありません。

「過ぎる」は、普通の程度や水準を超えるという意味です。

「度が過ぎる」の使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、ほどほどの程度を超えることを指して用います。

ほどほどの程度とはどれくらいなのかは、状況によって異なります。

咳のことで説明をします。

こほこほと、ときどき咳をするくらいなら、本人はさほどつらくはありません。

しかし、ゴホゴホと連続していつまでも咳が出ると、呼吸がしにくくつらくなってきます。

咳といっても程度には、いろいろとあるのです。

軽く咳をするくらいなら、ほどほどの程度を超えているとはいいません。

本人がつらいほどの咳の場合が「度が過ぎる」が指すものです。

今度はヨーグルトを食べることで説明をします。

ヨーグルトには乳酸菌が含まれており、腸内環境を整える働きが期待できるので、健康によい食べものだといわれています。

しかし、健康によいものでも食べ過ぎれば、お腹を壊す心配があります。

ヨーグルトを食べ過ぎるとお腹が冷えたり、乳製品をうまく消化できなかったりして、お腹の調子が悪くなることもあるのです。

これは、ほどほどの量を超えて食べたために起こることです。

食べる量について「度が過ぎる」ということができます。

ビジネスの場では、仕事に慎重になりすぎる、気を使い過ぎるなどが、この言葉が指すものになります。

仕事を丁寧に行うことは大切ですが、程度を超えるとなかなか仕事が終わりません。

ある程度の気を使うことは、人間関係を円滑にするために大切ですが、程度が超えると気を遣っている側が疲れてしまいます。


「度が過ぎる」を使った例文

・『度が過ぎると問題になる』
・『度が過ぎるとセクハラだと思われかねない』

「度が過ぎる」の返答や返信例

「度が過ぎる』と指摘された場合には、自分のありかたを振り返ってみる必要がありそうです。

今のままのやり方でよいのか、これまでの態度は問題がなかったかなどを振り返ってみましょう。

「度が過ぎる」ことで周囲に迷惑をかけることもあるので、指摘されたなら注意が必要です。

まとめ

この言葉は、ほどほどの程度を超えることを指して用います。

体によい、ある事に役立つなどといわれているものも、ほどほどを超えると害になることがあります。

何事も「度が過ぎる」ようなことにならないのが大切です。