この記事では「努力の賜物」という言葉について説明していきます。
「努力の賜物」とは?
努力で得られた成果、結果という意味で、会社においては製品を努力の賜物と指して問題ないでしょう。
「長年の努力の賜物」であれば長い研究開発の期間があったということになります。
皆勤賞なども日々の努力の賜物ということができます。
全く努力/苦労しないで得られた結果であれば努力の賜物とは言わないとはなりますが、そういった製品はほぼないと言え、努力せず生み出された製品が売れず、売るための努力をしたものの結果が出ず、テレビで取り上げられた途端売れたという場合はやや偶然とはいえますが、売るための努力の賜物と言えなくはありません。
「努力の賜物」の使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスの場では簡単に結果が出たことに対して「努力の賜物」と言うべきではなく、また、結果の段階に対しても一定の区切りがつかない限りは使わないほうがベターと言えます。
目上の人に使うことは避けたほうが良い言葉ですが、会社幹部から社員に「従業員の努力の賜物です」というような使い方も可能で、自分たちで「我々の努力の賜物です」ということもできます。
接客の場で、店員から客に対してはあまり使うことはないと言え、生産者やメーカーの「努力の賜物」というような製品の紹介において使うことはあります。
「努力の賜物」を使った例文
・『10年の研究期間を経て完成したこの製品は我々の努力の賜物です』
プレスリリースには使わない言葉ですが、社内での発表では使われる段階の言葉といえ、製品そのものをメーカーの努力の賜物というような紹介を雑誌などですることはあります。
・『今回の提携は私達の努力の賜物です』
提携を成果として示した例です。
・『このテクノロジーはメーカーの努力の賜物ということが出来るだろう』
雑誌などでの使用例で、製造側の使い方ではありません。
「努力の賜物」の類語や言いかえ
「努力の結晶」「労力で得られたもの」「成果」「集大成」「結果」などが挙げられます。
「苦労の賜物」はほぼ同じ意味となります。
「忍耐の結果」ということもできなくはないですが、ケースはかなり少ないと言えるでしょう。
「努力の賜物」の類語
「試行錯誤の成果」「苦労して得られたもの」など結果、成果を表す言葉であれば類語となりえます。
「努力の賜物」の敬語
「皆さんの努力の賜物です」とは目上の人には使えず、「皆さんの努力されてきた結果で見習いたく思います」などの言葉でいいかえることは可能です。
まとめ
努力の賜物という言葉は努力によって得られたものと言う意味で、簡単には手に入らなかったものを指すことになります。
結果ということを指すため受験の結果や売り上げなど幅広く使うことができます。
へりくだった使い方をあえてしないケースでの使い方も多い言葉で、長期間の努力を示すこともあります。