この記事では「様式」について解説をします。
「様式」とは?意味
「様式」には3つの意味があります。
1つめは、ある範囲の事柄や物事にどれにでもみられる一定の方法や形のことです。
「古い様式の家具」のような用い方をします。
この場合、ある年代に作られた家具に共通している形があることを表します。
2つめの意味は、ある時代や流派の芸術作品を特徴づける表現の方法です。
3つめの意味は、習慣や約束などで決められているやり方です。
「生活様式」のような用い方をします。
「様式」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「様式」には3つの意味がありますが、ビジネスシーンでは、ある範囲の事柄や物事に共通の定まった方法や形、習慣や約束によって決められているやり方という意味で用いられることが多いです。
たとえば、文章を書く際に決まった形があるでしょう。
それをこの言葉で表現します。
文章については書式ともいいます。
新入社員の採用試験のときにも、決まったやり方があります。
採用試験のたびに毎回やり方を変えていては、審査する方が対応できないし、試験を受ける方はどのような対策をしたらよいのか把握しにくいです。
そのため、一定の決まったやり方があります。
これは「選考様式」などといいます。
企業がイベントを開くこともあるでしょう。
たいていは、これまでと同じようなやり方で行われます。
これまでと同じやり方なら失敗する可能性が低く、安心してイベントを開催することができ、準備もスムーズに行いやすいからです。
しかし、毎回同じやり方では新鮮味がありません。
他の企業やイベントと差をつけるためには、別のやり方を採用することが重要です。
これまでと違ったやり方や形にすることは「新しい様式」といいます。
「様式」という言葉だけでは、何についてなのかわからないので、他の言葉と一緒に用いることが一般的です。
敬語ではありませんが、目上の人に対して用いることができます。
「様式」を使った例文
・『働く人の生活様式が変わった』
・『これまでの様式を変える』
・『新しい様式を取り入れる』
「様式」の返答や返信例
この言葉以外に何かが述べられるはずで、それによって返答の内容が変わります。
「様式」を新しくしたいという内容なら、なぜそうしたいのか、どのようにしたいのかなどを問いかけてみるとよいでしょう。
これまでの「様式」に従いたいという場合は、どうしてそのように思うのか話を聞いてみるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、一定の決まったやり方や形を指して用います。
いつも同じやり方では、企業は成長することができません。
ときには、これまでの「様式」を疑ってみて、新しいことに挑戦をすると、成長につながることでしょう。