「重ねて感謝申し上げます」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「重ねて感謝申し上げます」とは?
「重ねて」は「繰り返して」と言いかえできます。
敬語表現の中で繰り返す様子を表現する場合に、「繰り返して」とするよりも「重ねて」としたほうがおさまりがよいのです。
ここでは、「感謝申し上げます」と組み合わせています。
これにより、感謝を申し上げるのが複数回にわたっていることが分かります。
また、「申し上げます」は「言います」の謙譲語表現です。
自分の行為をへりくだって表現しています。
これらのことから、「重ねて感謝申し上げます」は、平易な言葉にすれば「再び感謝を言う」になるということが分かるのです。
「重ねて感謝申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「重ねて感謝申し上げます」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。
たとえばあなたが、顧客にメールを記載していたとします。
冒頭に感謝の意を記載しましたが、相手への感謝の気持ちで文末にも記載したいと感じました。
このような場合には「重ねて感謝申し上げます」と記載するとよいでしょう。
これにより、文中で二度目の感謝の表明でも、自然に使用できるのです。
「重ねて」と入れることで、自分でも冗長であることを認識していると、表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、重ねる回数に注意しましょう。
一般的には二度目までが限度と言えます。
「重ねて」と述べたからと言って、三度四度と繰り返せば、しつこい印象になってしまうのです。
「重ねて感謝申し上げます」を使った例文
「重ねて感謝申し上げます」を使った例文を挙げます。
例文のように、「重ねて」や「申し上げます」を変形して使用するのもよいでしょう。
文脈や状況に応じて、柔軟に変化させて使用できるのです。
・『重ねて感謝申し上げます』
・『重ね重ね感謝申し上げます』
・『重ねて感謝申します』
「重ねて感謝申し上げます」の類語や敬語での言いかえ
「重ねて感謝申し上げます」の類語や敬語を解説していきます。
「重ねて感謝申し上げます」の類似表現
「重ねて」は「重ね重ね」と言いかえできます。
これは二度目であることを告げるという意味で、類似の表現だと言えるのです。
「重ねて感謝申し上げます」の敬語表現
「重ねて感謝申し上げます」を別な方法で敬語表現するとどうでしょう。
たとえば「重ねて感謝いたします」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「重ねて感謝申し上げます」は、相手に感謝の意を再度表明したい場合に使えるフレーズです。
ビジネスでも使用できるものなので、しっかりおぼえておくとよいでしょう。