「同様に確からしい」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「同様に確からしい」とは?
「同様に確からしい」は数学などで「同じように、起こる可能性がある」という事を示すものです。
「確からしい」自体は、確実である可能性が高いことを意味します。
これは、少し矛盾する表現にも見えます。
「確か」は「確実」を意味しますし、「らしい」は「不確実」を意味するのです。
ビジネスで使う場合は、特に数学的な意味に気を配る必要はないでしょう。
ただし、意味は「同じ程度に起こりえる」と考えて使用するのがよいのです。
「同様に確からしい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「同様に確からしい」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、二つの有力な新製品があったとします。
ひとつは非常に安価なため、ヒットする可能性がありました。
そしてもうひとつは、非常に高機能なため、ヒットする可能性があったのです。
この二つの新製品は市場に投入してみないと、ヒットするか否かが分かりませんでした。
このような場合に「二つの製品がヒットするのは、同様に確からしい」と表現できます。
特性の異なる製品のヒット確率に差が無い事を表現できるのです。
この言葉を使う場合には、少し分かりにくい表現になってしまう事に注意しましょう。
本来は、数学などで使用する言い回しです。
コインの裏と表が出る確率などを示して「同様に確からしい」と表現するのです。
そのため、ビジネスや日常会話に転用した場合に、相手に誤解を与えてしまう可能性もあるのです。
「同様に確からしい」を使った例文
ここでは「同様に確からしい」を使った例文を挙げていきます。
・『コインが裏か表かは、同様に確からしい』
・『市場調査の結果、二つの事象は同様に確からしい』
・『さいころをふった場合に出る目の確率は、同様に確からしい』
「同様に確からしい」の類語や敬語での言いかえ
それでは「同様に確からしい」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「同様に確からしい」の類似表現
「同様に確からしい」は、「同じように、起こる可能性がある」、「同じ程度に起こりえる」、「同確率で発生する」などが類似表現と言えるでしょう。
「同様に確からしい」の敬語表現
「同様に確からしい」を敬語表現にするとどうでしょうか。
たとえば、「同様に確かなことと存じます」と表現できます。
まとめ
このように「同様に確からしい」は同じ程度に起こりえるということを表現する言葉です。
本来は、数学の確率などで使う言葉なので、ビジネスでの使用にはあまり向いていない言葉と言えるでしょう。