「ご提示くださいますよう」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご提示くださいますよう」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご提示くださいますよう」について解説をします。

「ご提示くださいますよう」とは?意味

何かを差し出してくださいと相手に求める意です。

「ご提示」「提示」「ご」をつけた言葉で、差し出して見せることという意味があります。

病院では、保健証を差し出して見せますが、この行為が「提示」です。

「ご」は他人の行為を表す語について、その行為をする人に対して敬意を表すものです。

「ください」「ご」をともなった言葉とともに使用をすると、相手に何かを要求・懇願する意になります。

たとえば「ご覧ください」という場合は、見るという行為をするように相手に求めていることを表します。

「ます」は敬意を表す語です。

「ご提示くださいますよう」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、何かを差し出して見せるように聞き手に促す際に用います。

敬意を表す語を使用しているので、目上の人、取引先の人、お客様などに対して用いることができます。

「よう」の後には言葉が続き、その部分も丁寧にします。

これだけでは、何を提示したらよいのか聞き手はわからないので、提示して欲しいものの名前をあげます。

たとえば、保険証、免許証、社員証、チケットなどです。

何かを証明してもらうためや、確かめるために提示を求めることが少なくありません。

提示が義務だとしても、差し出して見せてくれたなら感謝の言葉を伝えるとよいでしょう。

何も言わないよりも感謝を伝えた方が印象がよくなります。

お願いをする際には「ください」と表現をして、「いただく」などとはしません。

「いただく」には、話し手や動作を受けるものにとって恩恵になることを他人から受けるという意味があります。

チケットを確認するために提示を求めるのは、話し手にとって恩恵になることではないので「いただく」とはしません。

その他の事柄についても「いただく」ではなく、「ください」と表現をします。


「ご提示くださいますよう」を使った例文

・『ご提示くださいますようお願い申し上げます』

「ご提示くださいますよう」の返答や返信例

提示を求められているものを話し手に見せます。

もしも、提示を求められているものを今持っていないのならそのことを伝えます。

持っていないとその場所を通過できない、イベントなどに参加できないなどの事態になってしまうので、あらかじめ提示しなければならないものを確認しておきましょう。

そして、出かける際には提示するものの持参を忘れていないか確認します。

まとめ

この言葉は、何かを差し出して見せて欲しいときに用いるものです。

イベントでチケットを見せてもらう、病院で保険証を見せてもらうなどの際に用いられています。