「ご使用ください」と「お使いください」の違いとは?ビジネスでの使い方や例文など分かりやすく解釈

「ご使用ください」と「お使いください」の違い ビジネス用語【二語】

「ご使用ください」「お使いください」の違いとは?

ビジネスでの使い方や例文など分かりやすく解説していきます。

「ご使用ください」とは?

「使用」は、動詞の「使う」を名詞にしたものです。

そのため「使うこと」を意味しする言葉です。

また、名詞を丁寧に表現する場合は、接頭語に「ご」を付けるのが一般的です。

ここでも「ご」を付けて「ご使用」としています。

さらに、「ください」「くれ」の丁寧語です。

これらのことから、「ご使用ください」「使ってくれ」を丁寧に表現した言葉だと言えるのです。

「お使いください」とは?

「お使いください」は、「お使い」「ください」に分割できます。

「お使い」「使う」という動詞が活用されたものです。

「使う」と連用形にした場合、「使い」になります。

また、このような動詞に接頭語を付与する際は、多くの場合に「お」が使われます。

ここでも接頭語の「お」を付与して「お使い」としています。

さらに、「ください」「くれ」の丁寧語でです。

これらのことから、「お使いください」「使ってくれ」を丁寧に表現した言葉だと言えるのです。


「ご使用ください」と「お使いください」の違い

それでは「ご使用ください」「お使いください」の違いはどこにあるでしょうか。

最も大きな違いは「名詞」「動詞」かにあると言えます。

「ご使用ください」は名詞を敬語にした文章です。

いっぽうの「お使いください」は動詞を敬語にしているのです。

どちらも敬語表現であり、「使ってくれ」を意味する言葉です。

しかし、名詞をベースに敬語化したものと、動詞をベースに敬語化したものという違いがあるのです。

「ご使用ください」の例文

ここでは「ご使用ください」の例文を挙げていきます。

「使ってくれ」が敬語になっただけだと考えれば、分かりやすく、使いやすいのではないでしょうか。

・『もしよろしければご使用ください』
・『こちらのタオルをご使用ください』
・『さきほどの部品をご使用ください』
・『できるだけ大事にご使用ください』

「お使いください」の例文

ここでは「お使いください」の例文を挙げていきます。

あえて「ご使用ください」と同じ使い方をしていますが、同じ意味の文章として成立することが分かるのではないでしょうか。

・『もしよろしければご使用ください』
・『こちらのタオルをご使用ください』
・『さきほどの部品をご使用ください』
・『できるだけ大事にご使用ください』

まとめ

このように「ご使用ください」「お使いください」は、どちらも敬語表現であり、「使ってくれ」を意味する言葉です。

しかし、名詞をベースに敬語化したのか、動詞をベースに敬語化したのかの違いがあるのです。