「無駄足」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「無駄足」とは?
はじめに「無駄足」の意味を解説していきます。
「無駄」は「役に立たない、効果がない」などを意味する言葉です。
これに「足」を付けて「無駄足」とすることで、意味が限定されます。
「足」が無駄になるということから、「意味のない訪問だった」との意味で使用されるのです。
ビジネスでも、訪問先の相手が不在だった場合などには、「無駄足でしたね」のように使用されるのです。
「無駄足」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「無駄足」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが部長と一緒に客先訪問することになったとします。
しかし、訪問してみると、お目当ての相手は外出しており不在でした。
このような場合には「無駄足でしたね」と述べるとよいでしょう。
これにより、部長とあなたの移動が、無駄なものになってしまったことを端的に表現できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、マイナスイメージが伴うことです。
「無駄」という言葉には、あまりよいイメージがありません。
無駄をなくすことは、現代ビジネスにおける主要テーマの一つなのです。
そのため、「無駄足」や「無駄骨」などには、自分で意識しなくても悪いイメージが付帯するのです。
このことを理解した上で、使う場面を間違えないように注意しましょう。
「無駄足」を使った例文
ここでは「無駄足」を使った例文を挙げていきます。
例文のように単独でも使用できますし、冒頭に言葉を加えて使用することも可能です。
ここでは、語尾に「でした」を使用していますが、語尾についても状況に応じて適切に言い換えて使用するのがよいでしょう。
・『無駄足でした』
・『それはひどい無駄足でした』
・『大変な無駄足でした』
「無駄足」の類語や敬語での言いかえ
それでは「無駄足」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「無駄足」の類似表現
まず「無駄足」の類似表現について解説します。
「無駄足」は「無駄骨」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「無駄足」の敬語表現
「無駄足」を別の敬語表現で言い換えるのは難しいでしょう。
敬語表現する場合は、語尾などで工夫する必要があります。
たとえば「無駄足でございました」という方法が可能です。
まとめ
このように「無駄足」という表現は、移動や訪問が無駄になったことを表現するフレーズです。
ビジネスでも使用できるものなので、覚えておくとよいでしょう。