「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」の意味を解説します。
敬語力をつけていきましょう。
「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」とは?意味
「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」とは「質問してもいいですか」または「訪問してもいいですか」を丁寧に言い換えた表現です。
こちらの動作をへりくだった、改まったフレーズとなります。
「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」とは「お伺いしたい」という希望と「よろしいでしょうか」という相手の意向を尋ねる表現がワンセットになっています。
「お伺いする」は謙譲語です。
そのため許可取りの丁寧な言い方が「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」となります。
いきなり質問したり相手先を訪れたりすると、社会人としては唐突すぎることもあります。
あらかじめ相手の意向や都合を知っておきたい場合に、この言い方をします。
「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」の上司や目上に使うときの注意点
「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」は取引先や、大切にしたい仕事相手に使える言葉です。
相手の意向を最優先したいという、こちらのへりくだった思いがにじみ出ています。
また上司に対しても、問題なく使えます。
もちろん単刀直入に「質問させてください」や「予定を教えてください」でもいいのですが、少し気をつかう役職の方に対しては「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」を選んでおくと、自分に対する印象も良くなります。
もう少し他のニュアンスに変えたければ「ご都合をお聞きしてもよろしいですか」や「相談があるのですが、お時間あるときによろしいですか」と使います。
色々なボキャブラリーを知っておきましょう。
「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」を使った例文
・『来月の上旬に、お伺いしたいのですがよろしいでしょうか』
・『本社のお電話番号を、お伺いしたいのですがよろしいでしょうか』
・『書籍をお借りしに、お伺いしたいのですがよろしいでしょうか』
「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」の返答や返信例
仕事をしていると「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」というメールをもらう機会もあります。
「よろしいでしょうか」というのは一種の問いかけなので、必ず答えを送ってあげる必要があります。
相手をやきもきさせないためにも、質問内容を確認したら早い段階で返信文を送っておきましょう。
また訪問を快諾したい場合は「ご連絡ありがとうございます。
そちらの日程で、よろしくお願いいたします」と答えます。
またやむを得ず日程が合わない場合は「大変申し訳ございません。
あいにく予定が埋まっております。
以下の日程で、再度ご調整いただけませんか」と送ります。
相手が何を希望しているのか考えて、こちらの意向とすり合わせていきましょう。
まとめ
「お伺いしたいのですがよろしいでしょうか」とは「質問してもいいですか」または「訪問してもいいですか」の訳です。
相手に許可を求める際に使っていきます。
場にあった敬語を知って、社会人としての力を蓄えていきましょう。