「ご支給いただけますと幸いです」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご支給いただけますと幸いです」とは?
これは、相手からの支給を望むような場面で使用できる言葉です。
「支給」は「有資格者に給与や報酬を払い渡すこと」を意味します。
これを「ご支給」とすれば、敬意を表す表現になります。
また、「いただけますと」は「もらえると」という意味を持つ謙譲語です。
ここでは丁寧語の「ます」を「ますと」に言い換えることで、仮定表現の形にしているのです。
また、「いただけますと」や「いただきますと」と違う意味を持ちます。
これは「いただける」が変形したものであり、実現可能の意味を含んでいるのです。
さらに、「幸いです」は、相手に何かを望む様子を、控えめな形で言い表したものになっています。
これらのことから、「ご支給いただけますと幸いです」が、相手からの支給を望むような場面で使用できる言葉であると分かるのです。
「ご支給いただけますと幸いです」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスでこの言葉を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、会社の業績が大きく傾いていたとします。
しかし、賞与を完全にカットされると、生活がとても苦しくなるのでした。
このような場合には、「少しでもよいので、ご支給いただけますと幸いです」と述べるとよいでしょう。
これにより、賞与を支給してほしいことを、上手に伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「ご支給いただけますと幸いです」の使い方に注意しましょう。
これは「ご支給くださいますと幸いです」で尊敬語になります。
また、「ご支給いただければ」や「ご支給いただけましたら」などの仮定表現に置き換える手段もあるのです。
このように、同じ意味でも言葉の選び方次第で印象の違う表現になります。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「ご支給いただけますと幸いです」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文のように、支給してほしい対象などを明示すると、自然で分かりやすい表現にできるのです。
・『少しでもよいので、賞与をご支給いただけますと幸いです』
・『必要な資材を、ご支給いただけますと幸いです』
・『災害時に避難用具を、ご支給いただけますと幸いです』
「ご支給いただけますと幸いです」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「ご支給いただけますと幸いです」の類似表現
この言葉の類似表現には、「ご支給いただけますと嬉しいです」があります。
「幸いです」と「嬉しいです」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「ご支給いただけますと幸いです」の敬語表現
この言葉を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「ご支給いただけますと幸いでございます」に言いかえできます。
まとめ
このように「ご支給いただけますと幸いです」は、相手からの支給を望むような場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。