「ご通知差し上げます」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご通知差し上げます」とは?
「通知」は、「相手に物事を知らせること」を意味する言葉です。
これは、スマホアプリからの「通知」や、銀行などの金融機関からの「通知」として、広く使用される単語と言えます。
ここでは、接頭語に「ご」を付与して「ご通知」とすることで、丁寧な表現にしています。
また、「差し上げます」は、「差し上げる」という動詞に丁寧語の語尾である「ます」を付与したものです。
そして「差し上げる」は、「与える」や「あげる」の謙譲語表現なのです。
これらのことから、相手に「通知」する自分の行為を、へりくだって表現していることが分かります。
これは、相手に敬意を示すための表現方法なのです。
「ご通知差し上げます」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ご通知差し上げます」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが電話で顧客からの問い合わせを受けていたとします。
問い合わせの内容は、会員登録がいつ完了するかというものでした。
その顧客は、一日も早く会員登録を終えて、サービスの利用を開始したい様子だったのです。
このような場合には、「会員登録が完了次第、モバイルアプリにご通知差し上げます」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に敬意を示しながら、通知することを伝達できるのです。
この言葉を使用する場合は、「差し上げる」の使い方に注意しましょう。
連絡や通知は、「差し上げる」でも「いたす」でも成立します。
「ご通知いたします」としても、さほど意味がかわらないのです。
どちらを使用するかは好みで選択できますが、このような選択肢があることを認識しておくとよいでしょう。
「ご通知差し上げます」を使った例文
「ご通知差し上げます」を使った例文を挙げます。
例文のように、相手に何かを連絡することを示して「ご通知差し上げます」を使用するとうよいでしょう。
・『登録が済み次第、ご通知差し上げます』
・『対処が必要な場合は、アプリにご通知差し上げます』
・『毎月の利用料金については、期日毎にご通知差し上げます』
「ご通知差し上げます」の類語と敬語での言いかえ
「ご通知差し上げます」の類語と敬語を解説していきます。
「ご通知差し上げます」の類似表現
「ご通知差し上げます」の類似表現には、「ご連絡差し上げます」があります。
「ご通知」と「ご連絡」は違う意味ですが、同じように使用できる類似表現と言えるでしょう。
「ご通知差し上げます」の敬語表現
「ご通知差し上げます」を別な敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「ご通知いたします」に言いかえできます。
まとめ
このように「ご通知差し上げます」は、相手に通知することを、謙譲語で表現したフレーズです。
ビジネスでも使用できるものなので、おぼえておくとよいでしょう。