「お手本とさせていただきます」を解説します。
正しい使い方を学んで、仕事に活かしましょう。
「お手本とさせていただきます」とは?意味
「お手本とさせていただきます」とは「優れているので、参考にします」という意味があります。
見本となるくらい、いい模範となっていることを伝える言い回しです。
資料を見せてもらい、自分の今後の仕事に活かせそうな場合に賛辞として使っていきます。
「参考にさせていただきます」の類似表現として、浸透しているフレーズです。
もともと「お手本とさせていただきます」の「手本」とは「作業をおこなう際の、見習うべきもの」という訳があります。
迷ったときに道しるべとなってくれる規範が手本です。
「させて頂きます」はへりくだった敬語なので、良いプレゼンや資料を見せてくれた相手を立てる言い回しとなります。
「お手本とさせていただきます」の上司や目上に使うときの注意点
「お手本とさせていただきます」は「お~させていただきます」という言い方なので、目上の方に対しても利用できます。
手本となる資料を頂いたことは、自分にとって利益がある状況なので「させていただく」という言葉が問題なく使えます。
ただ「お手本とさせていただきます」は状況によっては「人のつくった資料を安易に使い回す」という、悪い解釈に取られてしまうこともあります。
そのため「さすが部長です。
見習うべき点がたくさんあります」や「ありがとうございます。
非常に心強いです」など、自分なりのオリジナル文を付け加えていくと、より熱意のある文章に変わっていきます。
また取引先に対しては「参考にさせていただきます」や「参照とさせていただきます」を適宜つかって、場にあう言い回しに整えていきましょう。
「お手本とさせていただきます」を使った例文
・『テンプレート、ありがとうございました。お手本とさせていただきます』
・『いい情報、ありがとうございます。社内会議のお手本とさせていただきます』
・『部長の仕事に対する姿勢は、いつも胸を打たれます。これからもお手本とさせていただきます』
「お手本とさせていただきます」の返答や返信例
「お手本とさせていただきます」という文章を受け取ったら、どのように返信すればいいのでしょうか。
「お手本とさせていただきます」は単に社交辞令として言っているケースと、そうではなく本心から感謝しているケースの2通りがあります。
大人の勘で社交辞令だと分かれば「ありがとうございます。
分からない点がありましたら、いつでもご質問ください」とシンプルに送ります。
反対に心から賛辞されている場合は「お褒めいただき、ありがとうございます。
これからも精進致しますので、宜しくお願いします」と送ります。
いいメッセージは素直に受けとめて、機嫌よく仕事と向き合っていきましょう。
まとめ
「お手本とさせていただきます」の意味と使い方をおさらいしました。
「お手本とさせていただきます」は「参考にいたします」のこと。
見本となるような資料、情報、テンプレートを与えてもらった時につかいます。
ビジネスに役立てていきましょう。