「お気軽にお申し付けください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お気軽にお申し付けください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「お気軽にお申し付けください」の意味を分かりやすく説明していきます。

「お気軽にお申し付けください」とは?意味

「お気軽にお申し付けください」の意味は以下の通りです。

1つ目は「接客用語として、サービスに対して何か不満を感じたら遠慮せずに言ってください」という意味で、ホテルやレストラン、乗り物などの接客サービスで使われる言葉です。

2つ目は「接客用語で何か希望があれば遠慮なく依頼してください」という意味で、顧客からの要望や希望を承りますというニュアンスがあります。

3つ目は「希望や要望にすぐ対応しますので、遠慮なく言ってください」という意味で、顧客からの希望や要望にすぐ対応できるというニュアンスです。

上記に共するのは「こちらに対処する準備がある」という意味です。

「お気軽にお申し付けください」の概要

「お気軽にお申し付けください」「お+気軽+に+お+申しつけ+ください」で成り立っています。

「お」は尊敬の意味の接頭辞、「気軽」「こだわったり面倒がったりしないで行動すること」「に」は助詞、「申しつけ」「言いつける」の謙譲語ですが、尊敬の意味の接頭辞「お」が付き「お申しつけ」になると相手の行動を尊敬して「命令する」という意味になります。

この場合は、「言いつける」の謙譲語ではなく慣用的に「申しつける」として使われる一つの言葉だと思った方が良いでしょうい。

「ください」は丁寧語です。


「お気軽にお申し付けください」の言葉の使い方や使われ方

「お気軽にお申し付けください」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『ご希望の色やサイズがございましたら、お気軽にお申しつけ下さい』

アパレルショップで、色違いやサイズ違いなどについて対応できることを表しています。

『何かありましたらお気軽にお申しつけください』

ホテルや飛行機など、客数が多く個人行動が多い場合、どの様なことが起きるか分からないので総合的に呼びかける時に使われます。

『ご不都合な点がありましたらお気軽にお申しつ付け下さい』

何があっても自分たちの落ち度にすることで、相手がお得意様や上客でありより丁寧に接する時の表現になります。

「お気軽にお申し付けください」の類語や言いかえ

「お気軽にお申し付けください」の類語や言いかえは以下の通りです。

「どうぞご遠慮なくおっしゃってください」

不満や要望などがあれば、迷わずスタッフに言ってくださいという意味で使われます。

「どうぞ気兼ねなくお申しつけください」

不満や要望などがあれば、気を遣うことなく言ってくださいという意味で、こちらはやや気さくな表現になります。

まとめ

今回は「お気軽にお申し付けください」について紹介しました。

「お気軽にお申し付けください」「気にせず命令してくださいという意味のへりくだった表現」と覚えておきましょう。