「お気をつけてお越しください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お気をつけてお越しください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「お気をつけてお越しください」【おきをつけておこしください】の使い方や例文、返答例を分かりやすく説明していきます。

「お気をつけてお越しください」とは?意味

これから来訪する相手に対して気遣うとき使う「お気をつけてお越しください」というビジネス用語は、職場にかかってきた電話応対でよく使われている言葉です。

用心してという意味がある「お気をつけて」と、「来てください」をより丁寧な言い回しで伝えられる「お越しください」を掛け合わせています。

来るとき事故に遭わないように注意してという心遣いを伝えられる言葉にもなり、相手のことを考えた素敵な迎えるときねぎらいの気持ちを込められるわけです。

他にも、これから面接を受ける年下の者に対して来る時間は余裕を持って家を出た方が無難ですと心配し、注意するときにも使われています。

「お気をつけてお越しください」を上司や目上に使うときの注意点

上司や目上の人に使うときは「どうぞお気をつけて」と言ってしまうと過剰に敬語を使っていると思われてしまいますので、「どうぞ」は使わない方がいいでしょう。

車で来る目上の取引先相手が運転技術が未熟であったり、事故を起こしたとき使ってしまうと嫌味に聞こえてしまうので注意が必要です。

「お越しください」と上から目線で言っているように聞こえてしまい、あまりいい印象を与えません。

いい印象を与えたいときは語尾に「ませ」にすれば丁寧な言い回しで伝えられますし、配慮を込められる言葉になります。


「お気をつけてお越しください」を使った例文

・『面接当日は混雑が予想されますので、時間に余裕を持ってお気をつけてお越しください』
多くの人が面接会場に来ると予測されるとき、時間に余裕を持って慌てずに時間よりも早く出てくださいと注意を促します。

・『弊社まで、足元にお気をつけてお越しくださいませ』
目上の方に対し、用心して来てほしいと丁寧に伝えられますし、心待ちにしている気持ちを伝えることで相手も嬉しい気持ちで訪問できる言葉になるわけです。

・『寒い日が続いておりますので、お気をつけてお越しください』
寒い時期に遠方から来てもらうことへのありがたい感謝の気持ちと、風邪などひかないよう心配する心遣いをさりげなくメールで伝えられます。

「お気をつけてお越しください」の返答や返信例

面接にこれから行くときは「お気遣い、ありがとうございます」と言い返せば相手への心遣いを素直に受け入れて、了解したことを伝えられます。

初めて行く店の従業員に電話で言われたときも感謝すれば相手にしっかり気持ちが伝わるでしょう。

まとめ

これから来てもらう目上の方や上司、取引先相手に対して丁寧な言い回しで心配しつつ、注意も促せます。

遠方から来る人や、足元が悪い所からわざわざ来る相手には心を込めて伝えるメールしたり、電話での会話に気持ちを込められるコツです。