「難航している」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「難航している」とは?
はじめに「難航している」の意味を解説していきます。
「難航」は「物事が滞ること、より困難な事態になること」を意味します。
と読みます。
これは「心の底から、真心から」という意味を持つ言葉です。
漢字の「航」は、本来は「舟で水を渡る」の意味を含んでいます。
飛行機が登場してからは、これに「乗り物で空をとぶ」の意味も加わっています。
これらのことから、元来は「航海」が「難しくなる」ことを指して「難航」としていたものが、拡大解釈で利用されて「物事が滞ること」として使用されるようになったのです。
「難航している」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「難航している」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、上司から新しい企画について、進捗状況を尋ねられたとします。
しかし、その企画はコンセプトのレベルで方針が定まっておらず、まだまで時間を要する見込みでした。
このような場合に、あなたは「その件であれば、実は難航しているのです」と返答するとよいでしょう。
詳細な説明は必要になるでしょうが、まずは概況を上司に伝達できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、よくもわるくも抽象的であることです。
この表現だけでは、具体的なトラブルや阻害要因の内容は分かりません。
しかし、だからこそ状況を的確に表現できる言葉だとも言えます。
そのため、上手に使えれば、相手への状況伝達がスムーズになるのです。
「難航している」を使った例文
ここでは「難航している」を使った例文を挙げていきます。
例文のように単独で使用してもよいですし、語尾を変えて応用的に使用することも可能です。
・『難航している』
・『難航していると思います』
・『難航しているのです』
「難航している」の類語や敬語での言いかえ
それでは「難航している」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「難航している」の類似表現
まず「難航している」の類似表現について解説します。
「難航している」は「難渋している」と言い換えられます。
意味は概ね同じですが、少し困り具合のトーンが強調されるので、注意して使い分けましょう。
「難航している」の敬語表現
つぎに「難航している」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「難航しております」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「難航している」という表現は、相手に概況を伝えるのに便利なフレーズです。
ただし、合わせて詳細な説明も必要になるので、事前に準備しておくとよいでしょう。