「ご協力のほどありがとうございました」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご協力のほどありがとうございました」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご協力のほどありがとうございました」について解説をします。

「ご協力のほどありがとうございました」とは?意味

力をあわせて物事を行ってくれたことへの感謝の言葉です。

「ご協力」「協力」「ご」をつけた言葉で、力をわせて物事を行うことという意味があります。

「ご」は他人の行為を表す語について、その行為をする人に対して尊敬の意を表すものです。

たとえば、「ご出勤」という場合は、出勤をする人に対して尊敬の意を表していることになります。

「ほど」は断定を避けた柔らかい言い方をするものです。

「ありがとう」は感謝の意を表します。

「ました」「ます」「た」をつなげたものです。

「ます」は敬意を表し、「た」は過去や完了を表します。

「ご協力のほどありがとうございました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、力を合わせて物事を行ってくれたことへ感謝を示すときに使用をします。

たんに感謝を示すことではなく、協力に対して感謝を示すことをいいます。

そして、物事が行われたのは過去です。

「た」は完了や過去を表す語なので、物事が行われたのはこの言葉が述べられている時点よりも前になります。

節電のことで説明をします。

電力需要が高くなり、供給が追い付かなくなりそうになったとします。

供給が追い付かなくなれば、停電をしてしまう可能性があります。

現代は電気に大部分を頼った生活をしているので、停電になっては人々の生活に支障がでます。

そうならないために、多くの人々の節電を呼びかけました。

それによって、人々が節電という行為を力をあわせて行ったとします。

それに対して、節電を呼びかけた側が感謝の気持ちを述べるときに、「ご協力のほどありがとうございました」などといいます。

この場合は協力をしたのが大勢ですが、協力をするのが一人といういうこともあります。

自分よりも立場が上の人に対して使用することもできますが、「感謝申し上げます」とするとさらに丁寧になります。


「ご協力のほどありがとうございました」を使った例文

・『職員のみなさんのご協力のほどありがとうございました』

「ご協力のほどありがとうございました」の返答や返信例

大勢に向かって述べられている場合には、返答の必要はありません。

個人に向けられて述べられている場合には、次回も協力できるなら、また協力することを伝えます。

まとめ

この言葉は、力を合わせて物事を行ってくれたことへ感謝を伝えるときに用います。

協力に対しての感謝だけに使用をし、物を贈ってくれたなどへの感謝には使用しません。

協力してくれたことにお礼を述べれば、次回にも力を貸してくれることでしょう。