「視能訓練士」と「眼科看護師」の違いとは?それぞれの職業や仕事(ビジネス)を、分かりやすく解説していきます。
「視能訓練士」とは?
はじめに「視能訓練士」について解説していきます。
「視能訓練士」は、英語では「Certified Orthoptist」です。
そのため略称でCOと呼ばれることもあります。
視力に関する機能を検査する職業です。
この仕事に就くには国家資格である「視能訓練士」の取得が必要です。
受験資格は、高卒以上で指定の視能訓練士養成所を卒業するか、短大卒以上で視能訓練士養成所に1年以上修行する必要があります。
「視能訓練士」の業務内容
それでは「視能訓練士」の業務内容はどのようなものなのでしょうか。
「視能訓練士」は、眼科領域の専門技術者として、目を守るための業務を担います。
大きく分けると「視能矯正」、「視機能検査」、「健診業務」、「ロービジョンケア」の4つの業務があります。
これは順番に、「視力の矯正、訓練」、「視力の各種検査」、「眼疾患の早期発見」、「見えにくさの補正」などを目的とした業務なのです。
「眼科看護師」とは?
つぎに「眼科看護師」について解説していきます。
「眼科看護師」は、眼科で業務に従事している看護師を示します。
眼科で行う看護業務の全般を担います。
勤務する眼科にもよりますが、外科に対応して入れば、手術のサポートなども行います。
また、目の検査などの業務も行います。
「眼科看護師」の業務内容
それでは「眼科看護師」の業務内容はどのようなものなのでしょうか。
「眼科看護師」の業務内容は、眼科によって異なります。
しかし、眼科医を補助する業務と考えるとよいでしょう。
また、勤務する眼科に「視能訓練士」がいなければ視力の検査なども実施します。
また、「視能訓練士」の資格を持っている「眼科看護師」がいてもよいのです。
「視能訓練士」と「眼科看護師」の仕事の違い
それでは「視能訓練士」と「眼科看護師」の仕事の違いはどうなっているのでしょうか。
「視能訓練士」は国家資格を取得した科領域の専門技術者です。
これに対して、「眼科看護師」は、眼科に勤務し、看護業務を担う人の総称です。
そのため、「眼科看護師」は広い範囲を示す職業ですが、「視能訓練士」特定分野の技能を有した職種だと言えるのです。
そのため、「視能訓練士」が「眼科看護師」を務めることはできます。
しかし、「眼科看護師」の全てが「視能訓練士」であるとはいえないのです。
まとめ
このように「視能訓練士」と「眼科看護師」は違いが分かりにくい職業といえます。
しかし、「眼科看護師」はより広い範囲を示すのに対して、「視能訓練士」特定に資格を持ち、特定の業務に従事するとの違いがあると分かるのです。