「不都合な事」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「不都合な事」とは?
はじめに「不都合な事」の意味を解説していきます。
「不都合」は「都合が悪いこと」を示す言葉です。
これは「スケジュールが合わないこと」や、「具合が悪いこと」の意味で使用されます。
ここでは「不都合な事」と使われることで、スケジュールではないことが推察できます。
ビジネスで「不都合な事」と使用する場合は、不利益を被る可能性がある、もしくは利益にならないことを示すことが多いでしょう。
「不都合な事」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「不都合な事」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが部長と会話していたとします。
新製品がなぜ売れないかを議論していたのです。
あなたには思いつく観点がありました。
それは他社と比べて、大きく、重く、価格が高いことでした。
あなたはこれらのマイナスポイントを列挙して述べることにしました。
このような場合には、「新製品には他社に比べて不都合な事が何点かあります」と述べてから、各マイナスポイントに言及するとよいでしょう。
これにより、不都合だと思われる観点が列挙されることを、認識できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、「不都合」という言葉が抽象的になることです。
より具体的にすれば、「サイズが大きい」、「重量が重い」、「価格が高い」などの表現ができます。
しかし、これらが新製品の売り上げに悪影響を及ぼす場合には、全て「不都合な事」とまとめて、抽象的に表現できるのです。
これは、メリットにもなり、デメリットにもなる特徴です。
使い方を間違えないように、十分に注意して使用するとよいでしょう。
「不都合な事」を使った例文
ここでは「不都合な事」を使った例文を挙げていきます。
例文の通り、文中のどこに「不都合な事」を配置するかだけでも、様々な応用した使い方があります。
状況に応じて、色々と試してみるとよいでしょう。
・『どこに不都合な事があるのですか』
・『これから不都合な事を述べていきます』
・『不都合な事がないように思えますが』
「不都合な事」の類語や敬語での言いかえ
それでは「不都合な事」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「不都合な事」の類似表現
まず「不都合な事」の類似表現について解説します。
「不都合な事」は「悪い点」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「不都合な事」の敬語表現
「不都合な事」を単独で敬語表現にすることはできません。
敬語表現する場合は、周囲の言葉で補う必要があります。
たとえば、「不都合な事がございます」のように、語尾で表現する方法です。
まとめ
このように「不都合な事」は、「悪い影響を与える事」を指し示すためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、しっかり覚えておくとよいでしょう。