この記事では「お答えいたします」について解説をします。
「お答えいたします」とは?意味
問いに応じる、返答するという意味です。
「お答え」は「答え」に「お」をつけた言葉です。
「お」はそのしたに「する」「いたします」などの言葉を添えた形で使用をすると、謙譲の意になります。
自分を低めて、相手に敬意を表す意です。
「いたします」は「する」の謙譲語です。
「お答えいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、問いかけに応じるという意味で使用をします。
「いたします」には「する」の尊大ないい方の意もあるので、目上の人に対して使用すると偉そうな態度に受け取られてしまうことがあります。
そのため、目上の人に対しての使用は控えることが望ましいです。
では、どういった場面で使われているかというと、記者会見、雑誌やインターネット上の記事、テレビなどです。
雑誌やインターネット上の記事の場合は読者の質問に答えるとき、テレビでは視聴者の質問に答えるときに用います。
たとえば、視聴者の困ったを解決するテレビ番組があったとします。
この番組では、視聴者から寄せられる困った事柄について専門家が回答をしています。
あるときには、もっと掃除を楽にしたいという悩みが寄せられました。
これについて、番組内で専門家が解決方法を紹介します。
この言葉は、「これから解決方法を説明します」という前置きのように使用をします。
前置きがあると、これから何をするのかが視聴者に伝わり、安心してみることができます。
記事の場合もこのような言葉で前置きをしておくと、読者はこれから何が書かれるのかわかり、安心して読むことができます。
そして、内容が伝わりやすくなります。
答える人が誰であるかを示すためにも用いられます。
たとえば「○○(名前)からお答えいたします」のような使い方です。
「お~いたします」は自分を低めた表現です。
「お答えいたします」を使った例文
・『わたくしがお答えいたします』
・『質問にお答えいたします』
・『今日中にはお答えいたします』
「お答えいたします」の返答や返信例
この言葉自体に返答する必要はありません。
この後に回答が述べられるので、それを聞いたり読んだりします。
回答内容に疑問点があり質問をしたい場合は、回答が終わってから行います。
話している途中で言葉を遮ってはいけません。
また、質問をする場合には許可を得るようにします。
まとめ
この言葉は、質問に応じるという意味で、記者会見、雑誌やインターネット上の記事、テレビ番組などで使用されています。
目上の人に対して使用をすると尊大なように受け取られることがあるので、注意が必要です。