ゲーム開発の仕事「ゲームプランナー」と「シナリオライター」はどう違うのでしょうか。
今回は、仕事内容と給料面での違いについて解説します。
「ゲームプランナー」とは?
「ゲームプランナー」とは、「ゲームの基本となる枠組みを作る仕事」です。
ゲーム作りは基本となるアイディアを土台にルールや遊び方などを積み上げていき最終的な完成型を目指す形で進められます。
「ゲームの核となる大元のアイディアを生み出し必要なルールや遊び方を考える総責任者」が「ゲームプランナー」です。
一般的に「ゲームプランナー」という職業はゲーム作りの基本となる企画提案者の面が強調されていますが実際の制作現場では企画だけでなく実務にも深く関わっています。
ゲームをゲームとして楽しく遊べるようにあれこれと工夫して完成までに導くのが「ゲームプランナー」の仕事です。
「シナリオライター」とは?
「シナリオライター」とは、「ストーリー作成やセリフ書きを手がけるゲームの脚本家」です。
一般的には「お芝居の筋書きや台詞を考える仕事」を「シナリオライター」といいますがゲームの制作現場においては「ゲームのバックボーンとなるストーリーやキャラクターのセリフを考えだす仕事」を指します。
PGやアドベンチャーゲームなどゲーム内においてストーリーやキャラクターのセリフが重要なゲームでは「シナリオライター」が中心的な役割を担いますがパズルゲームやスポーツゲームなどストーリーが存在しないゲームでは「シナリオライター」は置かれません。
「ゲームプランナー」と「シナリオライター」の仕事の違い
ゲームの企画立案やルール作りなどゲームそのものを作る職業が「ゲームプランナー」、ゲーム内におけるストーリーやキャラクターが話すセリフなどテキスト関連の業務を担当する職業が「シナリオライター」という違いで区別されます。
どのようなゲームでも「ゲームプランナー」にあたる役割を担う人が不可欠ですが「シナリオライター」はゲームにおける物語の重要性により存在感が変わりゲームの種類によってはいないこともあります。
「ゲームプランナー」と「シナリオライター」の仕事の違い(給料面の考察)
社員として働いている人の場合「ゲームプランナー」の平均年収は450~600万円、「シナリオライター」の平均年収は350~550万円となっています。
立場的には「ゲームプランナー」が「シナリオライター」を監督する立場にあたるため給料も若干上回ります。
どちらの仕事にも会社勤めだけでなくフリーで活躍する人がいます。
「シナリオライター」はゲーム専属ではなく舞台やアニメの脚本を手がけるなどマルチに働く人もたくさんいます。
フリーの場合はヒット作を生み出せば数千万円単位の収入も可能ですが仕事に恵まれなければ無収入という厳しい世界です。
まとめ
「ゲームプランナー」と「シナリオライター」ではゲーム作りにおける役割がまったく異なります。
ゲーム業界に興味があるならどのような形でゲーム作りに参加したいのかよく考えて進路を決めましょう。