この記事では、「大丈夫でございます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「大丈夫でございます」とは?意味
「大丈夫でございます」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「状況の変化に関して特に他に差し障りがないこと」という意味です。
2つ目は「相手の問いかけや提案に対して承諾したり、それで良いと意思表示すること」という意味です。
3つ目は、「相手からの申し出をお断りすること」という意味です。
「大丈夫」は口語的であり、「問題ない」「平気」「いらない」の判断がつきにくく、話し手が主体になる為にビジネスには向きません。
目上の人や取引先に対しては、基本的に客観的な表現である「問題ございません」を使いましょう。
「問題ございません」の成り立ちや使われるシーン
「問題ございません」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「問題ございません」の成り立ち
「問題ございません」は「問題+ございません」で成り立っています。
「問題」は「困った事柄」「厄介な事件」という意味、「ございません」は「ない」の丁寧語「ござらぬ」を更に丁寧にした言葉です。
「問題ありません」よりも「問題ございません」の方がより丁寧で、目上の人や取引先に使えます。
「問題ございません」が使われるシーン
「問題ございません」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、相手から急な依頼や変更があった時です。
2つ目は、相手のミスや誤りにより、何らかの対応が必要となった時です。
3つ目は、「間に合っています」として、相手からの申し出をお断りする時です。
「問題ございません」の言葉の使い方や使われ方
「問題ございません」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『その件でしたら既に訂正済ですので、全く問題ございません』
相手が自分たちのミスに気付いて慌てて連絡してきた時に使われます。
「全く」を使うことで、より問題がないことを強調して相手を安心させられます。
『その日でしたら変更されても問題ございません』
相手が日程や予約などの変更を申し入れてきた際に、調べてこちら側の都合が良い時に使われます。
「問題ございません」の類語や言いかえ
「問題ございません」の類語や言いかえは以下の通りです。
「差し支えございません」
「差し支え」は「都合の悪い事」「さまたげとなること」という意味で、「問題」をより具体的にした言葉で、「問題ございません」と同じ意味で使えます。
「遠慮いたします」
こちらは相手の申し出を断る時に使わエれ、「結構です」より遠回しな表現です。
「大丈夫でございます」「問題ございません」だと「はい・いいえ」がはっきりしないので、お断りする時にはこちらを使いましょう。
まとめ
今回は「問題ございません」について紹介しました。
「問題ございません」は「相手に対して大丈夫だと言いたい時に使われる丁寧な表現」と覚えておきましょう。