「予めお含みおきください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「予めお含みおきください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「予めお含みおきください」の意味を分かりやすく説明していきます。

「予めお含みおきください」とは?意味

「予めお含みおきください」「あらかじめおふくみおきください」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「前もってこちらの事情を理解して欲しい」という意味で、最初からその様な事情があることをまえもって知っておいて欲しいということです。

2つ目は「ある出来事に前もって留意しておいて欲しい」という意味で、近い将来その様なことがあると事前に心に留めて臨んで欲しいということです。

3つ目は「ある程度の配慮をしてほしい」という意味で、相手に決定権がある時に、何らかの気配りをして欲しいということです。

上記に共通するのは「前もって心構えをしてほしい」という意味です。

「予めお含みおきください」の概要

「予めお含みおきください」「予め+お含みおき+ください」で成り立っています。

「予め」「前もって」という意味です。

「お含みおき」は尊敬を表す接尾辞「お」に、「心に留めておく」という意味の動詞「含めおく」の連用形が付いた言葉です。

「ください」は丁寧語「~して欲しい」という意味です。

「予めお含みおきください」で、「前もって心に留めておいて欲しい」になります。

「お含みおき」という言葉が使われているので、目上の人に対する敬語表現になりますが、会話よりビジネス文書やメールで使われることが多くなります。


「予めお含みおきください」の言葉の使い方や使われ方

「予めお含みおきください」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『大雪の為、運行状況に変更が生じる可能性があることを、予めお含みおきください』

天候不順により、テーマパークなどの乗り物が遅れたり、運行中止になる可能性があるので、前もって理解して欲しいという意味で使われています。

『担当者不在の為、折り返しになりますことを予めお含みおきください』

担当者が何らかの事情で席にいないので、問い合わせをしても折り返しになるので、その点を前もって心得ておいて欲しいという意味で使われています。

「予めお含みおきください」の類語や言いかえ

「予めお含みおきください」の類語や言いかえは以下の通りです。

「予めご了承願います」

「了承」「事情を汲んで納得すること」という意味で、尊敬の意味の「ご」を付け、「お願いします」と相手の許しを求めています。

「予めお知りおきください」

「知りおく」「知って覚えておく」「知って了承する」という意味で、「含みおく」とほぼ同じ意味で使われます。

ただし「知る」という言葉自体が直接的なニュアンスであり、やや上から目線に思われることもあります。

まとめ

今回は「予めお含みおきください」について紹介しました。

「予めお含みおきください」「前もって心に留めておいて欲しいこと」と覚えておきましょう。