「webプロデューサー」と「webディレクター」のしごとにはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、それぞれの仕事内容と収入の違いについて解説します。
「webプロデューサー」とは?
「webプロデューサー」とは「webサイトやwebコンテンツの制作を監督し完成までの責任を担う仕事」です。
「webプロデューサー」というのは「web制作において企画提案や制作管理などプロデュース業務を行う人」を指します。
一般的には案件全体を管理し仕事を成功に導く監督役を「webプロデューサー」と呼びます。
「webプロデューサー」の仕事は「企画」と「管理」の大きくふたつに分かれます。
クライアントの希望を聞いて具体的にどのようなコンテンツを作るのかを考える企画業務と固まった企画案を実現させるために必要な人を集め予算をやりくりしながらプロジェクトを成功に導くのが「webプロデューサー」の仕事です。
「webディレクター」とは?
「webディレクター」とは、「webサイトやwebコンテンツの制作現場を直接管理する仕事」です。
「webディレクター」というのは簡単にいえば「制作実務の現場責任者」です。
企画を実現するために集められた現場作業担当者を統括管理して実作業を監督するのが「webディレクター」の仕事であり、プログラムを組んだりイラストを描いたりといった実務の責任者として現場を取りまとめます。
基本的には企画内容にそった完成品を仕上げるまでを担当しますが企画立案から運用段階まで広く関わる人もいます。
「webプロデューサー」と「webディレクター」の仕事の違い
「webプロデューサー」と「webディレクター」の仕事の違いは「責任範囲」です。
「webプロデューサー」は企画立案から納品、運用までweb制作の全てに対して責任を負う総責任者であるのに対し、「webディレクター」は個別の政策実務のみを監督し責任を負う現場責任者にあたります。
企画の立案者が「webプロデューサー」、企画を形にするのが「webディレクター」という違いで区別されます。
「webプロデューサー」と「webディレクター」の仕事の違い(給料面の考察)
「webプロデューサー」と「webディレクター」は構造的に「webプロデューサー」が「webディレクター」の上司にあたりますが必ずしも肩書だけで給料に差はつきません。
年収で比較すると「webプロデューサー」の平均年収は300~700万円、「webディレクター」が300~650万円と「webプロデューサー」のほうがやや上回りますが、現実的には技術力や企画力で決まることが多く、求人件数で比較すると「webプロデューサー」よりも「webディレクター」のほうが圧倒的に上回ります。
まとめ
「webプロデューサー」と「webディレクター」は歴史が浅いこともあって混同されることも多い職業です。
web関係の仕事に興味があるならどんな仕事なのか調べて進路を考えてください。
