この記事では「今後の参考にさせていただきます」という言葉について説明していきます。
「今後の参考にさせていただきます」とは?
何かを行うときに手がかり、ヒント、アイデア、資料のひとつとさせてもらうという意味で、企業そのものが活動を続けていく上での参考というケースもあれば、企業の社員の活動をの参考にしていくというケースもあります。
アンケートの前文として近い言葉はよく使われていて、「より良い製品づくりのために」などの言葉が先につくことがあります。
直接的な助言への返答としても使うことができる言葉です。
構造上、今後より前の参考になることは絶対にありえません。
「以前参考にさせていただきました」という言葉では以前についてのことを指すことが出来ますが、感謝の意を表すケースが多くなります。
「今後の参考にさせていただきます」を使った例文
・『今回の製品のアンケートの結果は今後の参考にさせていただきます』
製品のアンケートハガキなどに使われる例文で、アンケートの用途を示すものです。
・『A…エクセルのマクロを使ったらどうですか? B…ありがとうございます、今後の参考にさせていただきます』
口語での用例で、すぐに対処までは出来ないというケースの使い方になります。
すぐ対処できる、助言を取り入れることができる場合「今後の」をつけないことが多くなります。
とは言え、「今参考にさせていただきます」とまでは言いません。
・『今回伺った意見は今後の参考にさせていただきます』
会議、セミナーなどで意見を募った後の言葉としての使い方で、実際に発声して使う例と言えます。
紙のアンケートなどと変わらず使うことができます。
「今後の参考にさせていただきます」の言いかえ表現
「参考にします」会話での返答で、より早い対応をイメージできる言葉です。
この前にお礼をつけることが一般的です。
「今後の参考とさせていただきます」意図の同じ言いかえです。
「頂いたご意見を今後のサービスに役立たせてまいります」サービスは「企業活動」などにも変えられる言いかえですが、意見中心になる点が特徴です。
「今後の参考にさせていただきます」の類似表現
手本にさせていただきます、見習わせていただきますなどはニュアンスが異なるものの類似表現と言えなくもありません。
ただしアンケートなどには使えない言葉です。
今後、役立てる、参考にするなどの意図が入っていれば類似表現になりえますが、広く使われている言葉なのであまり凝った表現にすることもないでしょう。
「今後の参考にさせていただきます」の敬語表現
このままで敬語表現(謙譲語)となっています。
「ご参考」はこの場合敬語にはならないので注意が必要です。
「今後の参考にさせていただきます」の英語表現
We will consider it for future referenceとなり、I am going to use it as an example では参考にさせていただきますとなります。
まとめ
「今後の参考にさせていただきます」は顧客と企業や社員同士のコミュニケーションで使われる言葉ですが、「今後の」という点でやや社員同士では使いにくい部分があり、顧客と企業が一般的と言えます。