「重ね重ねのご連絡申し訳ございません」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「重ね重ねのご連絡申し訳ございません」とは? ビジネス用語【一語】

みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「重ね重ねのご連絡申し訳ございません」を使ったことはありますか?

今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。

「重ね重ねのご連絡申し訳ございません」とは?

「重ね重ね」は、「かさねがさね」と読みます。

同じ言葉を繰り返すことで意味を強調する「重複言葉」とも呼ばれています。

「重ねる」とは、「折り重ねる、繰り返す、積み上げる」などの意味があることから、「重ね重ね」「念を入れて同じ事柄を繰り返すように」という意味合いを持ちます。

「ご連絡」は、接頭語「ご」を付けた丁寧な言い方で、相手に大切な情報を伝える様子を表しています。

また、言葉の言い回しによっては、相手からもらった連絡を指す場合もあります。

「申し訳ございません」はお詫びの気持ちを述べた言葉です。

つまり、「重ね重ねのご連絡申し訳ございません」は、こちらから相手に対し、何度も繰り返し連絡を伝えている状況で、相手が感じる煩わしさを気遣った言葉です。

「重ね重ねのご連絡申し訳ございません」の使い方や注意点

「重ね重ね」は、相手に対して念を押して物事を伝えたい場面で、とてもよく使われている言葉です。

特に、ビジネスシーンにおいては、相手への連絡や依頼、また、お礼や謝罪の場面でも用いられます。

「重ね重ねのご連絡申し訳ございません」のニュアンスとしては、相手に何度も同じことを伝えている経緯、また、場合によっては、しつこく念を押している状況が伺えます。

このことから、相手の立場に立ってお詫びを伝える一言を添えている言い回しとなっていることが分かります。

この言葉の注意点としては、「重ね重ね」の使用を避けるべき状況を見定める必要があることです。

相手への連絡や依頼で用いる場合は、特に問題ありません。

注意すべきは、結婚式や葬儀などの挨拶で用いてしまうことです。

例えば、結婚式での「重ね重ね」は、「離婚、再婚」をイメージさせてしまいます。

また、葬儀での「重ね重ね」は不幸を重ねるイメージを表してしまいます。

このように、相手の立場や状況を見極めて、表現を工夫することが大切になります。


「重ね重ねのご連絡申し訳ございません」の言い換え

・『重ね重ねのご連絡となり大変申し訳ございません』
・『再三のご連絡となり申し訳ございません』
・『繰り返しのご連絡で申し訳ございません』
何度も繰り返し連絡している状況を伝える言い回しの例となっています。

特に、「再三(さいさん)」はとてもよく使われている言葉です。

覚えておくと良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「重ね重ねのご連絡申し訳ございません」は、一度の連絡で十分理解してもらえていることを踏まえ、情報の重要性から繰り返し連絡をしている経緯があり、相手への気遣いとしてお詫びの気持ちを述べた言葉であることが分かりました。

また、「重ね重ね」は、物事が折り重なる様子を強調した言い方であることから、言葉を使うタイミングを見極める必要があります。

言葉の言い換えや表現を工夫して、ビジネスシーンに相応しい使い方が出来るよう、理解を深めておきましょう。