「ございませんでしたでしょうか」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ございませんでしたでしょうか」とは?
これは、「なかったか」と丁寧に問いかける言葉です。
「なかった」は「ない」を過去形にしたものになります。
そして「ない」を丁寧語にすると、「ありません」や「ございません」になるのです。
なお、ここでは「ございませんでした」という形で、丁寧語の「です」を組み合わせた過去形の表現にしています。
さらに「でしょうか」は丁寧語の「です」を用いた疑問文になっているのです。
つまりここでは「です」という同一の意味が、重複して使用されています。
たとえば「ございませんでしたか」のように言い換えたほうが、シンプルな表現にできるのです。
これらのことから、この言葉が「なかったか」と丁寧に問いかけるものだと分かるのです。
「ございませんでしたでしょうか」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある書類を作成したとします。
そして上司に、内容に問題がないか見てもらうことにしたのです。
このようなケースで、「この内容で、問題ございませんでしたでしょうか」と伝えるとよいでしょう。
これにより、問題なかったかと、上手に質問できるのです。
この言葉を使うときは、「ございませんでしたでしょうか」の表現方法に注意するべきです。
これは「ございませんでしたか」に変更できます。
また、「なかったでしょうか」に変更する事もできるのです。
このように、同じような内容であっても、少し違う形で言い表せます。
実際の状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「ございませんでしたでしょうか」を使った例文
例文のように、前段に加える言葉を工夫すると、自然な使い方ができるようになるのです。
・『問題ございませんでしたでしょうか』
・『懸念はございませんでしたでしょうか』
・『気になる部分はございませんでしたでしょうか』
「ございませんでしたでしょうか」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「ございませんでしたでしょうか」の類似表現
たとえば、「ございませんでしたか」が類似表現になります。
これはどちらも、同じような意味で使えるのです。
「ございませんでしたでしょうか」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「ありませんでしたか」に言い換えできます。
まとめ
このように、「なかったか」と丁寧に問いかける場合に、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。
