この記事では「書面にてお礼申し上げます」という言葉について説明していきます。
「書面にてお礼申し上げます」とは?
書面、おもに手紙でお礼を伝えるという言葉で、意図通りに口頭で発して使うことはありえない言葉となっています。
一応書面ではありますがファクシミリでは「ファクシミリにて」としたほうがベターです。
電子メールは「電子メールにて」とします。
実際にあう予定がないケースでは「略儀ではございますが、まずは書面にてお礼を申し上げます」とするのが一般的で、直接会ってお礼をしていないことも伝えることができます。
「取り急ぎ書面にてお礼を申し上げます」では会う予定はあるがまず書面でお礼をしたいという意味になります。
「書面にてお礼を申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「書面にてお礼を申し上げます」という言葉は目上の人にお礼をするケースで使われるが多く、会社を退いた元上司などにお礼という際に使うことが多いとも言えます。
接客に関しては担当者として就くタイプの業務であれば使うケースはありえます。
ただし担当者はある程度会うことがあるため、会ってお礼を先にいうということも多いとは言えます。
「書面にてお礼を申し上げます」を使った例文
・『取り急ぎ書面にてお礼を申し上げます。』
この後、直接あってお礼をするということになる言葉で、この書面で必ず次にあう日付を伝える必要があるわけではありません。
・『略儀ではございますが、まずは書面にてお礼を申し上げます。』
実際に会うことはないもののお礼はするという使い方で、遠方の人にはこの使い方のほうが多くなります。
・『入院中のため、書面にてお礼を申し上げます。』
例外的な使用ケースです。
病院から手紙を出せるものの会うことは難しいことになります。
「書面にてお礼を申し上げます」の類語や敬語での言いかえ
「まずは書中をもちましてお礼を申し上げます」
「メールにてお礼を申し上げます」
「書面を持って挨拶に代えさせていただきます」
などが挙げられます。
「書面にてお礼を申し上げます」の類似表現
「まずは書中をもちましてお礼を申し上げます」
が類似表現としてはポピュラーで、言い換え自体は多くありません。
「書面にてお礼を申し上げます」の敬語表現
書面にてお礼を申し上げますの時点で敬語であり問題なく使えます。
「書面にてお礼を申し上げます」の返答や返信例
返答の返答になるため、あまり返答するのは一般的ではなく、電話で手紙が届いたなどと伝えることが考えられます。
まとめ
「書面にてお礼を申し上げます」という言葉は書面でのみ使える言葉でメールやファクシミリでは言葉を書面から入れ替えることになります。
TwitterやLINEではまず使わないでしょう。
