「書面にて失礼いたします」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「書面にて失礼いたします」とは?
はじめに「書面にて失礼いたします」の意味を解説していきます。
この言葉を使うのは、「書面で済ませる」ことを想定している場合です。
そのため、「失礼します」と謝罪を述べているのです。
それは、書面で何が失礼なのでしょうか。
ここには、本来であれば対面して、直接お会いして述べるべきところ、という隠れた意味が込められているのです。
そのため、対面を省略して、いわば手を抜いて、書面で連絡する失礼を詫びているのです。
「書面にて失礼いたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「書面にて失礼いたします」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが取引先にメールを書いていいたとします。
内容はサービスの案内でした。
自社では販売促進のキャンペーンを実施していて、通常の二割引きでサービス契約ができるのです。
このような場合には、「書面にて失礼いたします」と述べてから本題に入るとよいでしょう。
これにより、直接説明したいところ、書面にて失礼しますとの意味で、相手に伝わるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、書面で済ませられるか否かの判断です。
例えば重大な過失を書面だけで済ませることはできないでしょう。
別途、正式な謝罪を対面で実施するのが一般的と言えます。
そのような場合は、「まずは」を扶養して「まずは書面にて失礼いたします」などと表現するのがよいでしょう。
これにより、書面での連絡が暫定処置であることを、相手は理解するのです。
「書面にて失礼いたします」を使った例文
ここでは「書面にて失礼いたします」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、冒頭に暫定措置である旨を付加して使用する方法もあります。
・『書面にて失礼いたします』
・『まずは書面にて失礼いたします』
・『取り急ぎ書面にて失礼いたします』
「書面にて失礼いたします」の類語や敬語での言いかえ
それでは「書面にて失礼いたします」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「書面にて失礼いたします」の類似表現
まず「書面にて失礼いたします」の類似表現について解説します。
「書面」は「文中」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「書面にて失礼いたします」の敬語表現
つぎに「書面にて失礼いたします」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「書面での失礼をお詫び申し上げます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「書面にて失礼いたします」は、略儀である書面連絡を採用したことを詫びる気持ちの表れです。
ビジネスでも使用できるものなので、覚えておくとよいでしょう。