「少々おまちください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「少々おまちください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「少々おまちください」の意味を分かりやすく説明していきます。

「少々おまちください」とは?意味

「少々おまちください」は、「相手に対してほんの少しの時間だけ待って欲しいと言う時の丁寧な表現」という意味です。

電話や受付カウンターなどで、それほど時間がかからずに用件が足りる時に、相手に待ってもらう時に使われます。

ただし、「少々」「少ない中でも更に少ない度合い」という意味ですので、「少々おまちください」と言って10分も待たせるのは失礼にあたります。

あくまで「長い」と感じさせない少しの時間であることを覚えておきましょう。

「少々おまちください」の成り立ちや使われるシーン

「少々おまちください」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。


「少々おまちください」の成り立ち

「少々おまちください」「少々+おまち+ください」で成り立っています。

「少々」「ほんのしばらく。

ちょっとの間」
という意味、「お」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「まち」は動詞「待つ」の連用形で「相手の作業が終わるまで時間を過ごす」という意味、「ください」「くれ」の丁寧語です。

尊敬語と丁寧語が使われていますので、目上の人は取引先にも使えます。

「少々おまちください」が使われるシーン

「少々おまちください」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は、電話応対で、担当者に取り次ぐ時です。

2つ目は、電話での問い合わせで、すぐに結果が出る時です。

3つ目は、メモを準備するなど、態勢を整える間相手に待って欲しい時です。

4つ目は、相手がいるなどすぐに手が離せない状態の時です。

「少々おまちください」の言葉の使い方や使われ方

「少々おまちください」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『ただいまお調いべたしますので、少々おまちください』

相手から電話での問い合わせに対して、詳しい内容を調べる間待ってもらう時に使われます。

『ただいまおつなぎいたしますので、少々おまちください』

電話の交換手が、呼び出した相手の内線につなぐ時に使われます。

「少々おまちください」の類語や言いかえ

「少々おまちください」の類語や言いかえは以下の通りです。

「少々お時間をいただきたく存じます」

「時間をいただく」という表現で、「相手の貴重な時間をもらう」というへりくだった意味で使われます。

「ぞんじます」で一方的ではなく「思います」というへりくだった意味にもなります。

まとめ

今回は「少々おまちください」について紹介しました。

「少々おまちください」は、「ほんの少しだけ相手を待たせる時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。