この記事では、「既にご提出済みの場合はご容赦ください」の意味を分かりやすく説明していきます。
「既に提出済みの場合はご容赦ください」とは?意味
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」は、「相手に書類などを催促する時に、失礼にならない様に行き違いである可能性も含めておく時の丁寧な表現」という意味です。
相手から申込書や必要書類などが送られてくる予定になっているのですが、期日を過ぎても届かない場合に、一方的に相手のせいにせず、郵送による時間のずれの可能性もあるとして、相手に失礼にならない様に催促する表現です。
「提出」は書類のうち差し出すべきと定められているものを表し、期日になっても届かない場合に使われます。
なお、「提出」は相手の動作を表す言葉ですので、正しくは「ご提出」になります。
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」の成り立ちや使われるシーン
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」の成り立ち
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」は「既に+ご提出済み+の+場合+は+ご容赦+ください」で成り立っています。
「既に」は「ある動作が過去に行われていること」という意味、「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「提出済み」は「書類・資料などを定めれたところへ差し出し終えている状態」という意味、「の」は助詞、「場合」は「もしそうなった時」という意味、「は」は助詞、「ご」は尊敬の接頭辞、「容赦」は「ゆるすこと」という意味、「ください」は動詞「くれ」の丁寧語です。
尊敬と丁寧語が含まれているので、目上の人に使えます。
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」が使われるシーン
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、相手からの連絡が何もなく、発送したのかどうかが分からない時です。
2つ目は、メールや郵送、宅配便などどの様な手段で贈ったのかが分からない時です。
3つ目は、社内書類で自分以外に部署の誰かに渡している可能性がある時です。
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」の言葉の使い方や使われ方
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『大変恐れ入りますが、ご確認の上早めにご提出お願いいたします、なお、既にご提出済みの場合はご容赦ください』
相手から届くはずの提出物が届かないので催促する時に、郵便事情も踏まえて表現をやわらげています。
『本メールは〇月〇日時点で書類の提出が確認できていない方を対象にお送りしております、既にご提出済みの場合はご容赦ください』
時間を区切ってそれまでに提出物を出さない人に対して催促していることを表し、それ以降に届いている可能性も含めています。
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」の類語や言いかえ
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」の類語や言いかえは以下の通りです。
「なお、本メールと行き違いになっている場合はご容赦ください」
提出物がまだ配送中にメールが送られる可能性があるので、あらかじめ了承してもらう時に使われます。
まとめ
今回は「既にご提出済みの場合はご容赦ください」について紹介しました。
「既にご提出済みの場合はご容赦ください」は「相手に必要書類を催促する時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。