「別個」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「別個」とは?
これは、それぞれが単独のものであることを表現した言葉です。
これは「個に別ける」という言葉が熟語になったような形になっています。
そして「個」は、それぞれのものを独立した存在として扱う様子を表現した言葉なのです。
これを「別ける」とすれば、一つのものとして取り扱わない様子を表現できます。
つまり、関連性のあるものとしたり、同一のものして扱ったりしないような様子を「別個」と表現できるのです。
たとえば、「別個に検討いたしまししょう」と使用できます。
これらのことから、この言葉がそれぞれが単独のものであることを表現したものだと分かるのです。
「別個」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある会議で二つのテーマが一つのものであるかのように扱われていたとします。
そして、二つのテーマを分けて議論するべきであると、発言することにしたのです。
このようなケースで、「これは似ていますが、別個に議論するべき事案だと思います」と伝えるとよいでしょう。
これにより、それぞれ別なものとして扱うべきことを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「別個」の表現方法に注意するべきです。
これは「個別」に変更できます。
また、「それぞれ別なものとして」のような表現で置き換える方法もあるのです。
このように、同じような内容であっても、少し違う形で言い表せます。
実際の状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「別個」を使った例文
例文のように、適した言葉を続けると、自然な使い方ができるようになるのです。
・『別個に扱うべきだと思います』
・『別個に議論するべき課題でございます』
・『別個に検討したほうが整理しやすいと思います』
「別個」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「別個」の類似表現
たとえば、「個別」が類似表現になります。
これはどちらも、同じような意味で使えるのです。
「別個」の敬語表現
これを敬語表現にすると、「それぞれ別なものといたしまして」に言い換えできます。
なお、ここでは謙譲語を組み合わせた表現にしているのです。
まとめ
このように、それぞれが単独のものであることを表現したものとして、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。