ビジネス会話のテンプレート「日頃よりお世話になっております」についての解説です。
「日頃よりお世話になっております」とは?意味
「日頃よりお世話になっております」は、ビジネスで用いた場合、常にお世話になっていますという感謝を伝える意味です。
よって、この言葉、相手方の方に使用した場合、相手方は、常にこちら側を手助けしてくれる方だと述べるので使用法においては注意が必要になります。
なぜなら、相手側は別に手助けをしているつもりが無い場合、相手側は、この企業は常に手助けをしてもらっている恩義を感じているとどこかで感じ取り、相手側も手助けをしてほしいと持ち掛けてくる可能性があるので両者の関係は、お互いで手助けをしている関係性が望ましいか、どちらか片方が恩義を感じていないといけません。
「日頃よりお世話になっております」の言葉の使い方や使われ方、使うときの注意点
「日頃よりお世話になっております」は、感謝を伝える言葉ですから、相手企業側に常に日ごろから恩恵を受けていないといけません。
よって、利害関係があり、敵対している企業に使用した場合、世話をした覚えもないし、世話になった覚えもないわけですから両者の関係は余計にこじれるのです。
なので、絶対に、「日頃よりお世話になっております」は、敵対関係にあらず、両方とももしくは片方が恩恵を受けている会社が会話内で使用するのが望ましいでしょう。
「日頃よりお世話になっております」を使った例文
・『部長には、日頃よりお世話になっております』
この例は、社内で使用した例で、いわば、社内で相手に対して感謝を伝えるテンプレートに「日頃よりお世話になっております」を使用しています。
なお、部長側は、別に感謝をしてもらう必要性はないと感じていても成立しますが、部長と感謝を述べるものが敵対している場合、この言葉は使用してはいけません。
なぜなら、敵対関係にある場合、感謝という気持ちが抜け落ちているが故です。
「日頃よりお世話になっております」の返答や返信例
この言葉の返答例は、「こちらこそお世話になっています」と返すのが無難で、この方法であれば、両者の会社がお互いにビジネスという形でありますが助け合いの精神を果たしているとなります。
まとめ
「日頃よりお世話になっております」は、感謝を相手に伝える言葉で、ビジネスにおいては、ビジネスで恩恵を受けたことに対する感謝です。
なので、「こちら事お世話になっています」と返答を受ければ、一応両者はビジネスという形ではありますが、パートナーであり、お互いが助け合う関係性にあります。
一方、ライバル会社にこの言葉を使用した場合、相手は疑問を持ち、別に助けてもらった覚えはないうえ、自分たちの事業の邪魔になる存在なんだけどという考えを持っている場合、相手に対して不快感を与えることと疑問を持たせるだけになるので使用しないほうが良いでしょう。