「各自」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「各自」とは? ビジネス用語【一語】

「各自」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語・英語表現」を分かりやすく解説していきます。

「各自」とは?

「各自」とは、「一人一人・めいめい・ある集団に属しているそれぞれの人」を意味しているビジネス用語です。

「各自」という言葉をより厳密に定義すると、「特定の会社・組織・団体などに属しているそれぞれのメンバー自身」といった意味合いになります。

「各自」「各人」はほぼ同じ意味の類義語ですが、「各人」には「特定の集団組織に所属しているそれぞれの人」といった狭い定義はなく「それぞれ・個々」の意味になります。

「各自」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「各自」のビジネス用語は、「特定の集団組織にいるそれぞれの人」を意味して使う使い方になります。

「各自が自覚と問題意識を持って業務の改善に努めてください」のような例文で使われています。

使うときの注意点は、“各人・ひとりひとり”とは違って、“各自”は同じ集団内にいない人たちも含めた呼びかけには使うことができない」ということです。


「各自」を使った例文

・『この度の説明会には昼食のお弁当などはついておりませんので、各自で昼食を準備されるかお近くで食事をされてください』
・『社員各自の努力と自己研鑽がなければ、企業全体の業績が伸び続けることはありません』
・『社内の働き方改革を進めてまいりますので、各自が今までと同じやり方・認識ではダメということを自覚してください』

「各自」の類語での言いかえ

「各自」を類語で言い替えると、どのような言葉になるのでしょうか。

「各自」の類似表現

「各自」の類似表現には、以下のようなものがあります。

・『各人』
・『一人一人』
・『各々』
・『個々』
・『各位』
・『めいめい』
・『それぞれ』
「各自」という言葉は、「ある集団組織に属している一人一人」のことを意味しています。

この「各自」の構成員の一人一人の語感を持っているのが「各々」(おのおの)という類語です。

「特定の会社組織や集団にとらわれない個別のひとりひとり」を指すときには、「各人・めいめい・それぞれ」の類語を使うことができます。

「各自」をフォーマルな場面や書類、メールにおいても使える敬語表現に言い替えたいときは、「皆様方」の語感がある「各位」(かくい)という類語を使用すると良いでしょう。

「各自」の英語表現

「各自」を英語で表現すると、“individual”(個人)や“each one”(それぞれの人)、“everyone”(みんな・皆さん)などになります。

まとめ

「各自」というビジネス用語について詳しく解説しましたがいかがでしたか。

「各自」の意味・使い方・例文・類語・英語表現を知りたいときは、この記事の解説内容をチェックしてみてください。