資金援助をお願いしたい時に、その表現に迷うことがあります。
「お金ください」の正しい使い方を見ていきましょう。
「お金ください」とは?
「ください」は相手から、恵んでもらうことをいいます。
この場合は「お金」なので、現金が欲しいことを示しています。
「お金ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
新事業を始めるためスポンサーを募る、あるいはクラウドファンディングで資金を集める、銀行からの融資を取り付けることがあるかもしれません。
「お金ください」は分かりやすい言い方ですが、あまりに歯に衣着せぬ物言いなので下品に聞こえてしまいます。
お金の無心ばかりしている、金の亡者に見えてしまうので気を付けておきましょう。
受付でチケット代や会費の支払いを求める時は「お支払いはこちらでお願いいたします」とお願いする、あるいは寄付を募る時は「ご支援」や「ご協力」が引用するとスマートな文になるでしょう。
また銀行からまとまった額を借りる時は「ご融資」と言い直します。
落ちついた言い方を知って、ビジネスマンらしいやり取りをしていきましょう。
「お金ください」を使った例文
・『お振込みをお願いいたします』
・『ご入金をお待ちしております』
・『ご支援賜りますよう、お願いいたします』
「お金ください」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして丁寧な表現を見ていきましょう。
「お金ください」の類似表現
よく似ている言い方に「集金させていただきます」があります。
飲み会の幹事をしている時に、会費を集金する際に使えます。
「飲み会のお金をください」よりも大人びた言い方になっているので、気持ちよく会費を集められます。
「お金ください」の敬語表現
さらに適切な言い方に「ご支援賜りますよう、お願いいたします」があります。
目上の方や金融機関に資金の融通をお願いする際に使えます。
「〇〇年度に〇〇事業を新規に興すため」など具体的な名目をあげておくと、スムーズな審査につながるでしょう。
「お金ください」の返答や返信例
資金援助を頼まれたら、その内容を見て適切な返事をしておきましょう。
1人では決められないことも多いので、迷った場合は「上の者にかけあって、近日中にご返答いたします」とします。
まとめ
「お金ください」の使い方を見てきました。
色々な表現を学んで、ビジネスに役立てていきましょう。