「こちらの都合で申し訳ない」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「こちらの都合で申し訳ない」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「こちらの都合で申し訳ない」という言葉について説明していきます。

「こちらの都合で申し訳ない」とは?

自分たちの都合でこの言葉を言われた側が出向くという結果になったり、何らかの手間をかけると言った意味合いの言葉になります。

「申し訳ない」というところでお詫びの気持ちを示していますが、敬語ではないところがポイントで、会社内の部下に使う事は考えられますが、幅広く使うことが出来る言葉とは言い難くなっています。

「こちらの都合で申し訳ありません」という言葉のほうが使いやすく、意識して「こちらの都合で申し訳ない」と使うほどこだわる言葉でもないとも言えます。

言葉自体は発声しても文書でも使うことがあります。

「こちらの都合で申し訳ない」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

意図としては自分の都合で余計な手間や不利になる状況を相手にかけてしまったというときに使われる言葉です。

「こちらの都合」という部分が例えば会社の採用が取り消しになるような重大なケースであれば、できるだけ詳細な説明が必要と言えます。

予定の時間に遅れたなどのケースでも使うことがあり、こちらに関しても多少なりとも説明はしたほうがいいでしょう。

「こちらの都合で申し訳ない」のままで店員の立場で使うことはまずないと言える言葉で、「こちらの都合で申し訳ありません」としてもそう多くは使わないでしょう。


「こちらの都合で申し訳ない」「こちらの都合で申し訳ありません」を使った例文

・『面接の場所が改装の関係で変更になってしまいました。こちらの都合で申し訳ない』
こちらの都合で申し訳ないでの立ち位置で使う例文としては面接を受ける人あたりがぎりぎりと考えられますが「申し訳ありません」でも問題はないでしょう。

・『そちらの階段は現在使用できません、こちらの都合で申し訳ありません』
ホテルなどでの改装もしくは修理に伴うお詫びの使い方です。

階段以外のものに言いかえできますが、公衆電話ではこちらの都合とは言い難い場合があります。

・『こちらの都合で申し訳ありません、時間を変更していただきたいのですが』
面談や病院の時間などを変更する場合の例文で、立場を比較的問わず使えます。

「こちらの都合で申し訳ない」の類語や敬語での言いかえ

「当方の都合で申し訳ない」「こちらの事情で申し訳ない」などとすることも出来ますが、「申し訳ない」は変えにくいでしょう。

「こちらの都合で申し訳ありません」の類似表現

「こちらの不手際で申し訳ありません」は方向性としては近く重なる部分もありますが、ミスという前提が異なる部分ではあります。

「こちらの都合で申し訳ありません」の敬語表現

「こちらの都合で申し訳ございません」などより丁寧にすることもできます。

「こちらの都合で申し訳ありません」の返答や返信例

変更になった自体などを確認する、気にしていないことを伝えるというあたりが理想です。

まとめ

「こちらの都合で申し訳ありません」という言葉は相手にとって予想外のケースということも多く確認や説明が大事な言葉とも言えます。