「ここだけの話」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ここだけの話」とは? ビジネス用語【一語】

「ここだけの話」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「ここだけの話」とは?

はじめに「ここだけの話」の意味を解説していきます。

この言葉は、その場にいる相手だけに伝えたい情報を話す場合に、前置きの言葉として使用されます。

この言葉には、広めたくない話、公ではない話であることを相手に伝える意図があります。

そのような話を相手にする理由は、内容を伝えたほうがスムーズになったり、理解に役立ったりするからでしょう。

クローズドな情報として公開することで、背景や理由に合点がいくということがあります。

また、内緒話するような関係は、親密度が自然に上がるという、副次的な効果もあるのです。

「ここだけの話」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「ここだけの話」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、あなたが取引先と会議していたとします。

こちらの要求は新しい部品を作ってくれというものでした。

しかし、相手はコストに見合わない部品を作りたくないと拒否していました。

そのため相手には社内だけだった情報を公開することにしました。

それは、新製品の開発を進めており、その部品に使用するという事でした。

このような場合には、「ここだけの話、新製品の部品に使用するのです」と相手に述べるとよいでしょう。

これにより、相手はこちらの意図を理解して、腹落ちしてくれるはずです。

また、非公開の話を打ち合分けてくれたことに対して、親密感を覚えることも想定されるのです。

この言葉を使う場合の注意点は、話す相手を選ぶことです。

本当に非公開の情報であれば、それを相手に伝えることはリスクを伴います。

そのリスクに見合うだけの効果があるかを見極めて、情報を公開する必要があるのです。

相手と仲良くなるためだけに、面白半分で情報を公開するようなら、あなたの信頼が下がるだけなのです。


「ここだけの話」を使った例文

ここでは「ここだけの話」を使った例文を挙げていきます。

例文のように、非公開の話に言及するのであれば、どのようなものに対しても使用できると言えます。

・『ここだけの話、新製品の開発を進めているのです』
・『ここだけの話、取引中止を考えておりまして』
・『ここだけの話、具体的な証拠がないものでして』

「ここだけの話」の類語や敬語での言いかえ

それでは「ここだけの話」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「ここだけの話」の類似表現

まず「ここだけの話」の類似表現について解説します。

「ここだけの話」「非公開情報ですが」と言い換えられます。

表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。

「ここだけの話」の敬語表現

つぎに「ここだけの話」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。

たとえば「この場限りの話ではございますが」という言い換えが可能です。

まとめ

このように「ここだけの話」は、相手に非公開情報を話す際の前置きに使えるフレーズです。

ただし、無暗に情報公開しないように、注意して使いましょう。