「向上心を持って」という言葉を、解説していきます。
正しい意味を知って、仕事に生かしてみてください。
「向上心を持って」とは?
「向上心を持って」は現状に満足せず、その先を想定して動くことをいいます。
上に向かって進む気持ちを、いつでも携えることあらわします。
進化することを恐れない、前向きな自立心をいいます。
「向上心を持って」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「向上心を持って」は高い目標に向かって努力を続ける様子をいいます。
就活の自己PRや、面接の回答文としてもよく用いられています。
抱負をあらわす前向きな言葉なので、仕事始めのひと言としても使えます。
ただ「向上心を持って」をあまりに連呼していると、ビッグマウスに思われることもあります。
具体的な目標や数値を取り入れつつ、聞く人が納得できる内容に落とし込んでいくといいでしょう。
「向上心を持って」を使った例文
・『本年も向上心を持って、取り組んでいきます』
・『失敗を恐れることなく、向上心を持って突き進みます』
・『これからも現状に甘んじず、向上心を持って取り組んでまいります』
「向上心を持って」の類語や敬語での言いかえ
「向上心を持って」の言いかえに「チャレンジ精神を忘れずに」があります。
チャレンジ精神とは挑戦する勇気のこと。
情熱的な文章に仕上げたいとき、適用しやすい表現です。
「チャレンジ精神を忘れずに、職務に邁進いたします」のように使えます。
「向上心を持って」の類似表現
「向上心を持って」の類語として「挑戦心を持って」があります。
挑戦心とは新しい事業に果敢に取り組む、力強い意志をあらわします。
野性味あふれる、凄みのきいた表現を使用したいときに引用できます。
「向上心を持って」の敬語表現
丁寧な表現に整えたいなら「精進して」といいます。
精進とは怠る気持ちを捨てて、一心不乱に取り組むことをいいます。
「精進してまいります」や「精進する所存でございます」のようにアレンジを加えていきます。
丁寧な言い方なので、社外の関係者の方にも使えます。
フォーマルなシーンで用いていきましょう。
「向上心を持って」の返答や返信例
このようなフレーズをもらったら、丁寧な言葉を返していきましょう。
「こちらこそ、宜しくお願いいたします」や「より一層のご活躍をお祈りしています」などの前向きな言葉をお送りします。
明るい表現を選んで、いい関係を育んでいきましょう。
まとめ
「向上心を持って」の意味と使い方を学びました。
この表現は挑戦する気持ちを示します。
自己PR文や面接の回答、所信表明に使われます。
適切な意味を知って、仕事に生かしてみてください。