大切なセレモニーで、適した表現を心得ておきたいもの。
「ご会葬くださいまして」を見ていきましょう。
「ご会葬くださいまして」とは?
告別式に参列していただいた方に、お礼を伝える表現です。
お別れの会に参加していただいた方に「この度はありがとうございます」と頭を下げる際に用いられています。
「ご会葬くださいまして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご会葬くださいまして」は葬儀にまつわるシーンで用いられています。
また「ご会葬」はお通夜では用いず、葬儀と告別式の場で使われています。
お通夜が終わって本葬の日当日に用いるひと言なので、覚えておきましょう。
故人に対する温かい思いをくんで、丁寧に扱っていきたいです。
「ご会葬くださいまして」を使った例文
・『本日はご会葬くださいまして、ありがとうございます』
・『お忙しいなかご会葬くださいまして、御礼申し上げます』
・『雨のなかご会葬くださいまして、誠にありがとうございます』
「ご会葬くださいまして」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして敬いの表現を見ていきましょう。
「ご会葬くださいまして」の類似表現
よく似ている言い方に「ご参列いただきまして」が挙げられます。
「会葬」が告別式当日に用いられるのに対して「参列」は前日のお通夜、そして翌日の告別式どちらにも使えます。
「会葬」に比べて「参列」の方が用途は広いので、覚えておくといいでしょう。
「ご会葬くださいまして」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「御弔問を賜り」もあります。
「御弔問」は亡くなった方に対する温かい計らいをいい、通夜や葬儀に参列すること、お墓参りに行くこともあらわします。
用途が広いので、こちらもお礼状を送りたい時に使えます。
「御弔問を賜り、厚くお礼申し上げます」のようにしたためてみましょう。
「ご会葬くださいまして」の返答や返信例
会葬にまつわるお礼状をいただいたら、ありがたくその思いを受けとめておきましょう。
親しい間柄でなければ、返信の返信をおこなうのは控えておきます。
区切りがついた頃にまたご挨拶をするなど、機を見て動いていきましょう。
まとめ
「ご会葬くださいまして」をお伝えしました。
正しいマナーを心得て、大人としての処世術を身につけてください。