この記事では「改めさせていただきます」について解説をします。
「改めさせていただきます」とは?意味
悪い点や不備な点を好ましい方向に変えるという意味です。
「改める」には、悪い点や不備な点を好ましい方向に変えるという意味があります。
「態度を改める」という場合は、悪い態度をよい態度に変えるという意味です。
「させていただく」とは、相手の許可を求めることによって、その行為を遠慮しながら行う意を表すものです。
「司会をさせていただく」という場合だと、司会をやってもよいか許しを請いながら、遠慮してやることを表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「改めさせていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
悪いところや不備なところを指摘されたときに、改善するつもりがあることを示すために用いるものです。
しかし、この表現は不適切です。
「させていただく」は、相手の許しを求めるときに使用をします。
改めることは、わざわざ相手の許しを求める必要のないもので、本来なら許しを得なくてもやるべきことです。
そのため、この場合に「させていただく」を使用するのは不適切になります。
目上の人に対して改める気持ちを示すなら「改めます」とします。
何について改めるのかも述べます。
たとえば、資料の確認をしなかったためにミスをした場合なら、今後は資料に一度目を通して確認をするという内容の言葉を盛り込みます。
日程調整がうまくいかなかった場合なら、相手とのやりとりにもう少し時間をかけることや、確認を怠らないようにすることなどを、この言葉とともに述べます。
「改めます」だけでは、本当にその気があるのか疑いたくなりますが、具体的にどのようなことをするのかを述べると、相手は安心してくれることでしょう。
また、改めなければならないような悪い点や不備な点があったことへの謝罪を述べることが望ましいです。
「改めさせていただきます」を使った例文
・『この度のことは申し訳ありませんでした。改めさせていただきます』
「改めさせていただきます」の返答や返信例
よい方向に向かうように気をつけて欲しいことを述べます。
相手には悪い点や不備な点があったかもしれませんが、叱責し過ぎると相手のやる気がなくなってしまったり、萎縮してしまったりします。
叱るよりも今後の対策を考えた方が建設的です。
まとめ
完璧に仕事をするのは難しいので、ときには悪い点や不備な点を指摘されることがあるでしょう。
望ましくないものは、好ましい方に変わることが望まれます。
そのときに使用する言葉です。
何についてどのようによい方向にするのかを具体的に述べるようにもします。