この記事では、「引き継いでおりますので」のフレーズの意味や、ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説します。
「引き継いでおりますので」とは?
「引き継いでおりますので」のフレーズにおける「引き継ぐ」は、「前任者から後任者に仕事を継続できるよう伝えること」を意味する言葉です。
また「おります」は「います」のより丁寧な表現です。
したがって、「引き継いでおりますので」のフレーズは「前任者から仕事を継続できるよう伝えられているので」といった意味の敬語表現となります。
「引き継いでおりますので」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「引き継いでおりますので」のフレーズは、取引先の窓口担当が代わった場合に、取引先の方が心配されないように、「引き継いでおりますので、ご安心ください」や「引き継いでおりますので、ご心配には及びません」等と状況を説明する文章としてよく使われます。
取引先との間で進んでいる仕事の状況や、交渉中の案件があればその状況などが、前任者から引き継がれていないと、継続して仕事を前に進めることが難しくなってしまいます。
したがって、担当が代わると、取引先の方は話が後戻りしないかと心配されるものです。
このフレーズは、そうした心配がないことを取引先の方に伝える文章で使われるものです。
「引き継いでおりますので」を使った例文
・『前任の〇〇から、この案件の状況は引き継いでおりますので、ご安心ください』
・『前任者から引き継いでおりますので、ご心配には及びません』
「引き継いでおりますので」の類語や敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「引き継いでおりますので」の類似表現
「引き継いでおりますので」の類似表現としては「引き継ぎいたしてますので」と言い換えることができます。
「引き継いでおりますので」の敬語表現
このフレーズは敬語表現ですが、さらに敬意を高めた表現として「引き継ぎいたしておりますので」と言い換えることもできます。
「引き継いでおりますので」の返答や返信例
どこまできっちり引き継ぎをされているかは分かりませんが、相手の方から「引き継いでおりますので、ご安心ください」との言葉を聞かされると、一応安心ができるものです。
したがって、まだ懐疑的ではあっても、「それをお聞きして安心いたしました」等と返答するのが一般的と言えます。
まとめ
「引き継いでおりますので」のフレーズは「前任者から仕事を継続できるよう伝えられているので」といった意味の敬語表現です。
取引先の方の心配を払拭するように、「引き継いでおりますので、ご安心ください」などの文章表現としてよく使われます。