引き継ぎにまつわる文に、悩んでしまう日もあるもの。
「引き継いでいただきましたので」を見ていきましょう。
「引き継いでいただきましたので」とは?
「引き継ぎ」とは自分の業務を、後任の方にお願いすることをいいます。
色々な理由があって、他の方に自分の仕事をお願いしたというシチュエーションを思い浮かべます。
「引き継いでいただきましたので」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの文言は正しそうに思えて、注意したい日本語です。
社内の親しい方同士で「後任の〇〇さんです」「私の仕事を引き継いでいただきました」と紹介する分にはいいのですが、取引先など社外の方に伝達する時はNGとなります。
気を付けておきましょう。
自分の会社の上司を取引先に紹介する時に「さん」を付けないように、後任の方に「いただきました」と持ち上げる言い方をするのは不自然に聞こえます。
社外の方に向けたメール文、会話文では控えておきましょう。
「引き継いでいただきましたので」を使った例文
・『大半の仕事を引き受けていただきましたので、ご報告します』
・『引き継ぎをおこないましたので、ご連絡いたします』
・『引き継ぎが済みましたので、お伝えいたします』
「引き継いでいただきましたので」の類語や敬語での言いかえ
こちらの表現の言いかえの言葉、丁寧な言い方を見ていきましょう。
「引き継いでいただきましたので」の類似表現
同じような言い方に「引き受けていただきました」があります。
社内で自分の上司に「すべての業務を〇〇さんに引き受けていただきました」と報告するシーンで用います。
「引き継いでいただきましたので」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「〇月〇日より、弊社の〇〇が御社の担当をさせていただきます」が挙げられます。
「引き継ぎ」にまつわるフレーズを入れなくても、社外の方が承知してくれる言い回しになっています。
「これまで通り変わらぬサービスをご提供いたしますので、何卒よろしくお願いいたします」と添えて、安心のひと言にかえておきましょう。
「引き継いでいただきましたので」の返答や返信例
異動の文をもらったら「突然のご連絡で、大変驚いております。
新しい担当者の方にも、くれぐれもよろしくお伝えください」とお送りします。
不明点があれば質問して、不安を解消しておきましょう。
まとめ
「引き継いでいただきましたので」を解説しました。
正しい言い回しを知って、仕事力を引き上げていきましょう。
