「とのことですが」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「とのことですが」とは?
「とのことですが」は、誰かから聞いたことを引用する場合に使用できる言葉です。
たとえば、相手からお金がないという話を聞いたとします。
このような場合に、「お金がないとのことですが」のように、相手の言葉を引用して表現できます。
このような使い方をする事で、誰かから聞いた話であることを言い表す表現になるのです。
なお、ここでは語尾に丁寧語の「です」を付与しています。
これを付与する事で、文章全体に丁寧なトーンを加える事ができるのです。
また、最後は逆接を意味する「が」を使用しています。
そのため、続く文章で話題が転じるであろうと、推察する事ができるのです。
「とのことですが」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「とのことですが」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、顧客から相談を受けたとします。
それは、現在進めているプロジェクトの予算が枯渇したとの内容なのでした。
このような場合には、「既に予算が枯渇したとのことですが、他に手段はございませんか」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の発言を上手に引用して、自分が伝えたい事を表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、「ですが」の使い方に注意するとよいでしょう。
これは、「ではありますが」や「ではございますが」などに言い換える事ができます。
どれも丁寧語の表現であり、同じような意味で使用できる言葉です。
しかし、それぞれの言葉が持つ印象や丁寧さの程度は違うものになるのです。
使用する状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。
「とのことですが」を使った例文
「とのことですが」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を加える事で、自然な印象の表現を作成できるのです。
・『予算がないとのことですが、どのように進めるつもりですか』
・『計画していないとのことですが、これからでも間に合います』
・『大量に調達したいとのことですが、十分な資金はございますか』
「とのことですが」の類語と敬語での言いかえ
「とのことですが」の類語と敬語を解説していきます。
「とのことですが」の類似表現
「とのことですが」の類似表現には、「のようですが」があります。
「とのことですが」と「のようですが」は、同じような使い方ができる類似表現と言えるのです。
「とのことですが」の敬語表現
「とのことですが」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「とのことではございますが」に言いかえできます。
まとめ
このように「とのことですが」は、誰かから聞いたことを引用する場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。